従来法(切開・剥離・掻把・摘出)の功罪
~どれだけハイリスクなのか~
注入や挿入物によるシコリや癒着等の合併症は、何故簡単に治せないのか?
医学は元より自然科学なので因果律やエビデンス、手段の優劣比較が重要視されます。注入異物や挿入人工物によって生じた様々な問題・合併症を治療するには、保存的療法やその場しのぎの対症療法ではなく、やはり「原因除去」が鉄則です。しかし残念なことに多くの現場では、(各論でも言及しますが)保存や薬物注入のみの対症療法に終始されていて、全くの的外れ治療か問題の先送りになるだけで、患者側が泣き寝入りしています。
先ず、脂肪溶解注射やケナコルトを含むステロイド等の薬物注入による対症療法が何故無効なのかから説明します。大多数の医院や医師が採用している治療法ですが、因果律から間違っています。勿論、ヒアルロン酸注入で生じたシコリならヒアルロニダーゼで溶解することは(正規のものなら)充分可能です。しかし、中には非正規の不溶性ヒアルロン酸を注入されているケースや、正規のものでも周囲と隔壁に被膜カプセルが生じている場合等では、原因物質を可及的に除去しつつ被膜をうまく穿破・溶解しなければ部分的効果に留まるか無効になります。
吸収・非吸収を問わず、リフトアップ目的で挿入される各種リフト糸についても、術後に糸の周囲で線維性の被膜やコラーゲンチューブが形成されるという意味では、類似した考え方が必要になります。例えば、リフト糸の過剰牽引による陥凹や引き攣れ等が生じた場合、それを修復しようとしてヒアルロン酸等のフィラーで補おうとする医師がいますが、余計に凸凹やシコリを形成してしまうことが多く見受けられます。原因から考慮したアプローチや正攻法の治療をしない限り、却って状況を悪化させるだけの邪道となってしまうでしょう。中には、医師の刺入技術が拙く真皮浅層をスパイナル針で誤運針し、真皮の一部が削り取られた方もおり、その不自然な凹み線を充填剤(Filler)で埋めようとしてもやはり上手く治らないでしょう。
溶解剤が無いエンドプロテーゼ、アクアミド(アルカミド)、レディーエッセ、 ダーマライブ等のFillerに対してはそもそも溶解剤自体がないため、注入担当医ですら切らずに根治できていません。すると信じられないことに「様子観察」の常套句で逃げるか他院を紹介するか、患者のせいにして終わるかの手段しか残りません。
次に、脂肪注入によって生じたシコリに対し脂肪溶解注射で治療しようとする医師が数多く見受けられますが、シコリを形成している時点で注入脂肪が壊死している可能性が非常に高いため、(生きている脂肪細胞にしか効果が無い)溶解注射は全く的外れで充分な効果が期待できません。やはり原因である「壊死脂肪」の除去と被膜溶解が第一義です。但し脂肪吸引でも繊細な専門技術が無ければ、却って過剰な凹みや凸凹になってしまいます。
ベビーコラーゲン・サーモン注射・女優注射・セルジバイブジータ・フィブリン混和のPRP・エンドプロテーゼ、アクアミド(アルカミド)、レディーエッセ、pcl(ポリカプロラクトン)、フェザースレッド等の各種リフト糸、シリコン、ゴアテックス、オステオポール、素材不明物等その他、一見すると美容医療分野が分化して注入物や挿入物も進化している様に見えますが、実際には生体非適合の異物によって生じる様々な合併症の治療法がまだ、何も解決されていないのが現状です。
シリコン等の固形物ならまだ原形のまま摘出できますが、上記いずれの異物やその周囲もインディバ・サーマクール・HIFU・レーザー等の温熱系治療等で悪化することが多く、ステロイド(ケナコルト)注射だけでは根治に至りません。
前者は温熱で蛋白質が熱変性し、過剰癒着や引き攣れ、萎縮硬化等を起こし得るからで、後者は生きている細胞にのみ、数週間だけ一時的に増殖活性を抑制しているだけだからです。ステロイド局注は本来、線維芽細胞の過形成によって生じる肥厚性瘢痕や繊維芽細胞自体の腫瘍化によって生じるケロイドに対して選択される治療ですが、それらの原因が細胞自体にあるために一定の効果があるだけなのです。
症例①
40歳 女性 |
他院手術歴 20歳時(2002年) 大手系列美容整形医院Aにて目の下、頬、法令線に FGF入りPRPを注入された。その後約16年の間、膨らみすぎた頬のスキンタイトニング目的に合計10回程度テノール施術を受けたが効果が無く、年々頬全体の膨らみや硬化が悪化し続けた。その間、同院Aにてケナコルト・BNLS・抗癌剤の5-FUを注射されたが、全く効果が無かった。 37歳時(2019年) 同院Aにて顔面の脂肪吸引術を受けるも全く改善しなかった。 38歳時(2020年6月) 同院にて再度脂肪吸引術と同時にフェイスリフト手術を受けるもやはり治らなかった。 |
希望デザイン 21年前に注入されたFGF入りのPRPが年々膨らみ続けていたが、まさかこんなに長期間問題になるとは思っていなかった。フェイスリフト手術でも脂肪吸引でも顔の凸凹や全体の膨張症状は治らなかったので、この機会に全部治したい。 |
方法 両側:特殊治療セット(4部位・各1回)&(1ヶ月後撮影日に特殊治療セット追加 4部位・各1回) |
最もヤバいのはFGF混和注射と、問題を直視しない医師たち!
各論でも詳しく述べますが、特に難治性で厄介なのは、同一部位への異種剤混合注射や、自己採血で得られるPRP に他人由来のFGFを含むGF(グロースファクター製剤)を混和されて注入されるケースです。(自己採血で得られるPRP 自体には問題はありません。)
製剤化された非自己由来のグロースファクターには、防腐剤や安定剤等の化学的加工がなされているためか、注入部位に分散・拡散されて年余に跨り染み着き、細胞レベルで常に吸着して異常な活性化シグナルを正常細胞に伝達し続けることが、細胞の異常化や腫瘍形成の機序と考えられます。最近、FGF肯定派の某医院で、抗癌剤の一種「5-FU」を注入してシコリの治療を試みる医師が出現しましたが、【症例1】にもある様に無効であるばかりか本末転倒です。発想が稚拙で本質に辿り着いていませんが、翻弄されるのは患者です。
この様に、安易に注入している医師達が想定するよりも、FGFはずっとはるかに危険なシロモノです。注入した医師達でさえ切らずに治せない「多発性腫瘍」という新たな疾患が、美容医療の名の下でその安直な医師達によって創り出されているのです。
注入や挿入物による合併症を切らずに治す方法が何故確立されていないのか?
腕に自信がある形成外科医や美容外科医なら、その鉄則に従って注入や挿入された異物を、切開して除去することを患者に提案し、試みます。しかしその手法の選択には重大な欠陥や「元よりも醜くなるか機能障害を齎す」等の改悪のジレンマが常に伴っています。
殆どの担当医は「様子を見て下さい」と言うに留まるか、不溶性の物なら「切開法しか治す方法が無い」と思い込んでいます。勿論当院でも、「切開・剥離・掻把や摘出」を何度か試みて、2011年頃からいち早くその効果とリスクを徹底検証しています。
当院では、ハイリスクを伴う切開法を第一優先とはせずにFGFを含むどんな注入異物でも適応範囲が広がり、治療法として確立されてきています。最悪、切除が必要になっても切除対象を極小化することは癌治療戦略におけるネオ・アジュバント療法の概念にも通じます。
換言すると、形成外科医よりも上手く切開・縫合ができる技術が仮にあったとしても、当院は患者様の立場に立ち敢えて切らず、(一周回って)「穿刺排出&異常組織選択溶解」という新たな独自の治療法を先ず採用し進化させ続けていて、結果的には(例外を除いて大抵の場合)切らずに済んでいます。
特に、顔面の広範囲に及ぶ、原因も複数ある様な複合的で重篤な症例に対しては、「切開・切除・掻把・摘出」法の一択しかない医師に担当された場合は、予後はかなり深刻です。
2023年9月5日に放送された日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」でも、注入フィラーによって顔面が崩壊した例や、フィラーによって生じた肉芽を切開除去して再建する際に、目立つ傷跡や移植皮膚の不自然さ、麻痺や顔面非対称など様々な障害が残る結果になった例が複数紹介されていました。
世の中には、当院の新治療技術を観たこともない医師が「針を刺して吸出せる訳がない」とSNS等で断言して、井の中の世界から外の世界を批判し、不可逆的ハイリスクな手法に拘泥して正当化している未熟な医師もいるくらいです。これがいちばん危険な考え方です。
他院で「切らずに治す方法が確立されていない」のは、外科医側の因襲的姿勢と怠惰、自由診療世界の技術伝承障壁があり、新技術が認知されにくいのは当院の知名度の低さと広告宣伝重視の美容ビジネスからの埋没(とかく他院修正は地味です)、他院のやっかみや情報操作と妨害、大学病院や形成外科至上主義など患者自身の偏見等があまりにも多いからです。しかしどうしてそれが「危険」なのか?
先ず下記をご覧下さい。
症例②
この方は、2022年11月に当院に来院された際、既に左下眼瞼が下方三白眼になっていて、閉眼障害とドライアイに苛まれていた48歳の女性です。
その結果、
両側下眼瞼共に異物による異常な硬結と膨らみが治っておらず、左側の下眼瞼に不可逆的な下方三白眼の後遺障害が残っています。左下眼瞼もよく見るとつぎはぎの皮膚です。
つまり、切開してもシコリや異常組織は除去し切れないばかりか、寧ろ却って難治性の後遺症(三白眼・閉眼障害やドライアイ併発)を背負うことになった典型的な事案です。当院での新治療法による治療の結果、不溶性Fillerによるシコリは大幅に改善されましたが、左下眼瞼の三白眼は剥離で改善された分と、シコリが減少して下方に牽引された分で相殺されてしまっています。
症例③
この方は、2004年に他院にて両側の下眼瞼に不溶性Fillerを注入され、2011年2月に当院に来院された際、既に両下眼瞼にしこりがあった43歳の女性です。
何度か穿刺や溶解を試みましたが、当時の穿刺の技術がまだ不十分で未完成であったため、結局2012年6月27日、当院にて切開し、剥離・摘出を試みました。当院の切開・縫合技術は決して形成専門医の技術と遜色ありませんが、問題点はそこではありません。
その結果、術中写真を御供覧して頂いてもお判りになると思いますが、注入されたFillerは、眼輪筋や筋膜、皮下組織等に巧妙にフュージョン(融合)し、どこまでが正常組織でどこからが除去すべき異常なものなのか、肉眼では判明せず、手術器具で掴んだ際の硬結の程度や僅かな色味の違いを手掛かりに切除範囲を決めなければならないのです。つまり、切除方式を採用しても取り過ぎてしまえば【症例2】の様になり、摘出不足ならシコリの残存や再発に苛まれてしまうジレンマに陥ります。
この様に医師間ですら見解や技能が分かれているくらいですから、一般の方はもっと翻弄されてしまいます。当院では、2012年のこの症例を切欠に、切らない特殊治療法に向けての技術革新が加速しました。
切開する従来法(剥離・掻把・摘出・切除)では、何故ダメなのか?
勿論、原因物質を除去しただけでは完全に元に戻るとも根治できるとも限りません。寧ろ、切開・剥離・掻把・シコリ切除・摘出で元よりも醜形や機能障害を来たす可能性が高いくらいです。
何故なら、異物注入や挿入の時点で(筋肉・神経・皮下組織・真皮などの)正常組織にダメージが加えられているからと、異物周囲に生体の異物応答反応が必ず生じて、異常な線維化・肉芽化・石灰化・血管の増生や微小血流の途絶などが発症しているからです。
更に切除の問題はそれだけでは済みません。癌の手術と同様に周辺の筋肉や神経等の正常組織も一塊となって摘出されれば、顔面神経麻痺や痙攣、感覚障害等の多岐に跨る不可逆的後遺障害を引き起こしてしまいます。更に、術後は再線維化による高度癒着や異常組織の増殖も起こり、切開すればする程、悪化の一途を辿って患者は地獄巡りになるだけです。
とりわけ上下眼瞼に発症すると外見の問題だけでは済まず、開閉眼障害やドライアイ、慢性化または進行すると多剤耐性菌やウイルスの感染も生じ易くなり、やがて失明のリスクにも晒されることになり得ます。
次の症例はその典型例です。
症例④
52歳 女性 |
他院手術歴 32歳時:眼瞼下垂と診断され、両瞼全切開(挙筋前転法)を受けるも術後に右側のみ血腫を発症し、その後計7回の修正術を受ける。(右側:内2回脂肪注入、内2回切開、糸抜去、左側:修正1回) その後、両側の閉眼障害(特に右側が兎眼著明)となる。尚、両下眼瞼にも脂肪注入されていたが、両側共にシコリとなっていた。 |
希望デザイン 上瞼の硬い瘢痕を切らずに治して、開閉眼障害を治したい。下瞼のしこりも治したい。 |
方法 当院オリジナル「切らない特殊治療」セット |
新治療法「穿刺排出&穿刺針剥離&異常組織選択溶解」とは?
当院では2011年頃から、切開式の治療法を極力用いずに穿刺排出の技術を特化する方向で独自の進化を目指して参りました。この特殊技法は、それのみで治療することを目指した結果、獲得できた技術なので、どんな名医でも形成専門医でもすぐに(見ても)真似ができないでしょう。
先ず、これら異常組織やシコリ、高度癒着部位はエコー等の画像精密検査でも100%うまく描出されません。切開して直視下で診るわけでもないので(尤も、観れたとしても病巣の境界が不明瞭であることが多く、FGFの微細粉末なら肉眼では見えませんが) 、皮膚表面からの触診と術者の五感に伝わる穿刺時の感覚センサーだけが頼りですが、過去の全症例の経験値がAIの様に最適な解を算出しガイドしています。注入された異物の素材や回数、注入深達度や硬化の程度等によっても、刺入針のベベルや左手加圧と右手陰圧のバランスを変えています。
この最新技術による治療法で、シコリや凸凹、シワやタルミの悪化や、永続的麻痺等の不可逆的な切開特有の合併症を起こさずに、根治に至ることが大多数ですが、それがたった1回で済むこともあれば、4回を1クールとして数クールかかる(FGF等の)難治性ケースもあります。治療回数が複数に跨ると異常組織の位置や硬化の程度が毎回変化するので、都度デザインや細かい手法がオーダーで変わります。
この治療法には、ダウンタイム後に元の状態との変化が判りづらいという欠点があり、毎回「主観」と「客観」の両方で互いに評価し合います。その「変化」に如何に気付くかが、この治療継続の重要な動機と必然性になります。外見上の凸凹や摘めるシコリの厚みと硬さ、癒着の程度や皮膚の感度と色味、表情時の凸凹や突っ張り具合など、鑑別チェック項目は部位や治療歴によって何種類もあり総合評価に与します。
患者本人が何らかの理由で治療を中断するか、結果に満足して再発さえしなければ終診です。決して1クールありきではありません。中には根治を目指し過ぎても、ゴルゴ線が復活してしまうので敢えて完全除去を避けて欲しいという方もいらっしゃいます。大抵の医師は、注入等の「足し算」は得意ですが、再発度を逆算した注文通りの適度な「引き算」はできません。上記全ての要素が、「すぐに真似ができない理由」です。
SNSやHPで、真実を知らないまま当院の新技術を批判する医師たちへ
「患者の弱みに付込む他院修正ビジネス」と称して、知りもしない当院の最新技術を嘲け、自分たちの切開・切除ビジネスを正当化する医師こそが、図らずも自ら真に性質の悪い悪徳商法に堕していることに、いち早く気付いて下さい。半端な正義感は却って自分の立場を危うくするでしょう。
その医師たちの邪推を正すと、当院は開院以来、ご縁のある患者様にだけ誠心誠意治療をしておりますが、当院の専門は他にも無数にあり、難治性のシコリ治療は、できることなら事前に撲滅したいくらいです。
尤も、志厚く価値観と技術を共有できる医師に出逢えれば手技を指導することは吝かではありませんが、未だに誰にも技術伝授していません。
複数回の治療が必要な方には、2回目以降は格安で施術していますので、赤心を吐露すればこの種の修正患者だけになるか、治療回数が長引くとすぐに赤字に転落します。従って、1回でも早く治せるように毎回最適な治療を試み続けています。医師側にも熱意と強靭な根気が必要です。
患者側も修正にはあまり回数も費用もかけたくありません。ここには貴方がたの派手なドル箱産業のビジネスは成立していませんので、これ以上真面目に治療を続けている方々の人生の邪魔をしないで貰いたいです。
この種の修正ばかり増えると困るので、症例の纏めも進めていませんでしたが、昨今美容医療被害者が激増し、SNSの悪意ある誤情報も増えて被害者が更に増加しそうなので、正しい見解を公式にお伝えするために本記事を更新しました。医師の意識改革や患者様への啓蒙になるでしょう。
噂やHPの情報のみで「穿刺ごときで治るわけがない」と高嗤いしている一部の医師には、「その狭い井の中の蛙ワールドで一生送っても一向に構いませんが、切開方式の(医者が完全に治せない)合併症のせいで泣いている患者様が増え続けていることを努々忘れないで。」と返します。反省やフィードバックが無ければその医師に成長も進化も望めません。
その合併症を正常に戻せてこそ一人前の外科医ですが、それでも「一流」ではありません。患者様のために、今からでも技術をアウフヘーベンし、そろそろ真正面から本当の「敵」と闘ってみてはどうでしょうか。
穿刺や溶解だけで根治が見込めない場合はどうするのか?
例を挙げると、他院で脂肪吸引術後や脂肪注入術後に、取り残しや注入・生着過剰になっている場合なら、メスを用いる手術の優先適応とはまだなりません。VASER ART 4D技術で、mm以下単位のエリアと各部位の組織厚、構成組織組成(脂肪や肉芽と繊維組織など)の鑑別、そして患者様が治療後に「どういう仕上がりにしたいのか」の詳細の打合せ等を全て反映させる特殊脂肪吸引手術を施します。
もちろん全て、状況や既往、原因や状態に合わせた「適切な手術適応」またはその「優先順位」と「治療計画」に基づきますので、例えば壊死脂肪や線維化による硬化が比較的高い局所に対しては、穿刺や溶解を併用することもあります。
更に、VASER ART 4D吸引だけではまだタルミ改善や輪郭補正等の効果が不充分であると見込められる場合には、吸引で採取した脂肪や脂肪幹細胞の注入技術により、欠損部の補完や左右差改善、永続的なリフトアップや(眉・眼の大きさ・頬の位置・鼻・口唇を再構築して)立体的にメリハリのある(御本人様の)理想の顔貌や想定年齢に限りなく近づけることも、最新技術を駆使すればある程度自在です。
メーラーファットパッド・バッカルファット・ジョウルファット等の深部基底組織を他院で摘出された方々には、その様な幾つかの特殊な技術を個別ごとに最適化して、本来のお顔立ちや不自然になった部位の復元にあたり、ついでにマイナス10歳~20歳程度の若見え効果を引き出すことも当院の技術なら充分に可能です。
「美容整形」はもとより「美容外科」ですから、確かにメスを(極力避けますが)用いることがあり得ます。その場合でも、傷跡を目立たせず、神経損傷や感染等のリスクを最小限にする技術は当然必要です。特にシリコン等の挿入物の抜去や、既に目立っている(穿刺や溶解だけでは治療見込みが立たない)瘢痕の切除等の場合には、切開や切除を伴う手術でなければ治せません。
しかしながら、その様な例外的事例の治療の時こそ極力切開部位を表面に残さず、表面のデザインが不可避な場合でも「生理学的な皮膚割線上」と「最小切開」、「元の傷跡さえ改善する多種の皮弁術」や「縫合後の過剰テンション予防目的の裏面加工」、「ダーマローラー」や「人工真皮」の併用など、当院は独自技術の集約により、「傷跡が判らない」程の仕上がりにまで拘って様々なアプローチを続けています。
要点のまとめ
1.顔面のしこりや凸凹の治療法はまだ確立されていない!
貴方の元々の顔面の形状(骨格や筋肉を含む)や皮膚のコンディション(ニキビや毛穴、肌理等)、組織組成(脂肪だけでなく線維組織)、皮膚と真皮の張り感や加齢シワとの関連に加えて、貴方が過去にどの様な施術を受けてきたのか、受けていた場合の現状の問題点がどの程度どの層で生じているのか、更に貴方が口頭で仰る理想の仕上がりも詳細まで全て計算に入れて、恰も人工知能の様に㎜以下単位でデザインし、効果的な施術で完成させる技術が問われてますが、原因から根治できる治療法は、実はまだ確立されていません。特に不溶性Fillerや人工的FGF入りのPRP等の注入により、ステロイドや溶解系注射でも治らない難治性のシコリや引き攣れが生じ、最悪切開と掻把、無効またはより悪化する試行錯誤的治療が他院で横行しているのです。
2.顔面脂肪吸引修正or注入でのNG手術とは?
※ページ最下段美容整形Dr.選びのNGとは?に加えて
等、どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!更に悪化します!
3.お顔のシコリ・凸凹治療で失敗されるとこうなります!
当院で顔面の修正をした方の中には、前医の治療で左右差が(元よりも)悪化するに留まらず凸凹やタルミ、シワが増えて一気に老けた方や、真皮まで削り取られて皮膚がペラペラになった方、顔面の動きが一部麻痺して治らなかった方、化膿して皮膚の一部が穿孔・壊死を起こした方等がいらっしゃいました。どんなに有名なクリニックでも慎重にDr.を選んでください。貴方のお顔の替わり(スペア)はありません。