臀部や大腿後面の脂肪吸引で失敗される理由
VASER(ベイザー)ライセンス授与teamが来日した時のレクチャーで、第1人者であるDr. Alfredo Hoyosでさえ、ヒップライン直下の大腿後面部( Dr. Hoyosはパルテノン神殿を支える柱に准えて、「パルテノン部位」と名付けていましたが)を吸引で取り崩すとヒップラインが下垂すると講義していたのを覚えています。一理あるのですが、その部位に関しては私と北村先生だけがうまく仕上げる手技を知っていたので、その時既にVASERを超える技法を取り入れることができていました。世界一流Dr.でさえ解決法を知らなかったのですから、講義を鵜呑みにしていた他のライセンス取得医師はおろか、VASER非ライセンス医師がこの部位を知識のないまま吸引すると、凸凹やタルミ、多重ヒップラインや左右差等の問題を生じさせてしまうのだと思います。
症例① 29歳 女性
他院手術歴 28歳時:大腿内側と下臀部の脂肪吸引 |
希望デザイン 東京の有名美容整形クリニックで豊胸目的で吸引したが、術後ヒップライン周囲に多重線やタルミ、凸凹、下垂、左右差が生じてしまったのをどうにか直して欲しい。 |
方法 臀部(ヒップライン)の脂肪吸引術後修正 VASER超音波 他院修正モード吸引(下臀部+一部上殿部) ※注入はしていません |
Dr.コメント 他院での脂肪吸引手術により、多重ヒップラインや左右差・タルミ・不自然な段差ができてしまった症例です。当院にてVASER超音波を用いた修正目的の特殊吸引術をオーダーメイドデザインで施した結果、注入をせずとも御本人様のご希望通りに丸みを帯びて、引き締まった、綺麗なヒップラインに仕上りました。きれいな仕上がりにはもう一つの理由があります。それは、術後の注意事項をご本人様が徹底されていたことです。 |
臀部脂肪吸引修正or注入でのNG手術とは?
※ページ最下段 美容整形Dr.選びのNG例とは?に加えて
- 吸引後の陥凹部の触診 or 皮膚の伸展度をシミュレーションしない
- 吸引部の陥凹の原因が、癒着なのか取りすぎなのか判断を間違う
- 各人の大腿の動きや大殿筋量を計算に入れたデザインをしない
- 吸引された同じ層に大量のヒアルロン酸や脂肪の注入を勧められる
- 臀部用シリコン(感染や痛みのリスク高)を挿入することを勧められる/li>
等、上記どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!
症例② 27歳 女性
他院手術歴 24歳時:脂肪吸引(臀部・腰部・大腿全周・膝周囲) |
希望デザイン 有名クリニックで失敗された。結果に満足が行くどころか、元よりもおかしくなった。再吸引で治せるのなら先ず吸引して、注入も必要ならどんな手段でもいいのでお願いしたい。 |
方法 臀部(ヒップライン)&大腿後面の脂肪吸引術後修正 VASER超音波 他院修正モード吸引のみ(臀部・大腿全周・膝周囲) ※脂肪注入はしていません |
Dr.コメント この症例も症例①と同様に他院での脂肪吸引手術により、左右差・タルミ・不自然な段差ができてしまった症例です。上殿部外側の陥凹部に対しては、通常大殿筋内への脂肪注入等で改善を図ることがあるのですが、VASER超音波・修正モード(当院がオリジナル改良したモードです)を駆使して臀部の弛緩皮膚をリフトアップしながら、症例①と同様にタルミを陥凹部に収納させております。 |
臀部(お尻)の脂肪吸引で失敗されるとこうなります!
当院で臀部の他院脂肪吸引後の修正をした方の中には、左右差が(元よりも)悪化するに留まらず凸凹やタルミ、シワが増えて一気に下垂した方や、水着が着れなくなった方、坐骨神経痛になって治らなかった方、ダブルヒップラインや臀部外側が男性の臀部の様に陥凹が見られた方等がいらっしゃいました。どんなに有名なクリニックでも慎重にDr.を選んで下さい。貴方の身体の替わり(スペア)はありません。
症例③ 29歳 女性 53kg
他院手術歴 28歳時:大手美容整形外科(新橋院)にてVASERライセンスDr.による大腿全周・臀部・膝周囲の脂肪吸引を受けた |
希望デザイン ヒップの左右差と、バナナロールの様なヒップライン下部のたわみを改善したい。 |
方法 VASER超音波 他院修正モード吸引(大腿全周+下臀部)&上臀部陥凹部に(脂肪+濃縮幹細胞+PRP+PRM)注入 注入量:右 70ml 左 90ml |
Dr.コメント この症例は他のVASERライセンスDr.による脂肪吸引失敗症例で、不充分とやり過ぎが共存したタイプの修正例です。先ず吸引孔の傷跡の位置が、この方への施術方法として間違っています。VASER波を使い過ぎても使い足りなくても、出力が高くても低くても、Cモードを選択するのかVモードなのかも、立位でデザインした吸引部位は伏臥位ではどうなるのかという3D-4Dイメージができなくても、上手くゆきません。側面が不自然に深く陥凹しているので注入でも修正を要しました。 |