症例① 53歳 女性
他院手術歴 22歳時:大手チェーン展開の医院A で頬~下顎の脂肪吸引術をされたが、右側頬に陥入線が入り、左頬がコケてしまった。それを修正しようとして同院Aにて脂肪注入をしたが余計に凸凹になった。 25歳時:脂肪注入では解決しないと思い、大学病院の形成外科でフェイスリフト手術を計2回受けた。 35歳時:顔面の骨の矯正手術を受けたがその後顔面全体が弛み、別院Bにて3回目のフェイスリフト手術と下眼瞼タルミ切除術を受けた。 37歳時:上記で充分な改善が得られず別院C にて4回目のフェイスリフト術+2回目の下眼瞼タルミ切除術を受けた。 45歳時:右側のみコメカミリフト手術を受けた。 48歳時:別院Dにて右側6回目・左側5回目のフェイスリフト手術+3回目の下眼瞼タルミ切除術+顔全体への脂肪注入を受けた。 49歳時:ラジオ波照射を顔面に受けると、予想以上に顔の脂肪が減り過ぎた。※30代40代で各1回ずつ糸リフトを施術 51歳時:東京の医院E にて修正目的にプレミアムPRPと称するFGF入りのPRPを顔面全体に注入された。 52歳時(2022年10月):大手美容整形医院Fにて右頬のみ脂肪吸引手術を受けたが根治しなかった。 53歳時(2023年5月):東京の別院Gにてほうれい線、目の下、前額に(FGF入り)ナノリッチ脂肪注入を受けたが、顔面全体に多発的なシコリと癒着が著明に発症した。今度はそれを治そうとしてステロイド(ケナコルト)注射を受けたが、益々悪化の一途を辿った。 |
希望デザイン これまでずっと解決しなかった顔面の凸凹・シワ、タルミに決着をつけたい。特に笑顔時の不自然なボコボコと左右差を治したい。 |
方法 両側:特殊治療セット(4部位/各2回)& 3部位/各1回& 2部位/各1回& 4ヶ月後撮影日に特殊治療セット追加(4部位/各1回) |
Dr.コメント この方は約30年に亘って、最初の脂肪吸引や修正の脂肪注入後に失敗されて、様々な治療を試みてこられた方です。各医院に相談しては、その先生の技量や経験の中から当時「最善」と思われる手法をしても、結果に満足することがなかった様です。特筆すべきはフェイスリフトを5~6回、下眼瞼タルミ切除を3回も受けてきたことです。そのせいか、下眼瞼のシコリを解除すると下方三白眼が顕著になり始め経過中に最新技術の(三白眼新治療法である)目尻切開ハンモック療法を併用しています。当院で初回治療する前に「死ぬことも何度かよぎった」と仰っていましたがそうならずに済んで、長い長い闘いに漸く終止符が打たれました。今迄に失った時間を取り戻しただけでなく、結果的に実年齢以上に若返りましたね! |
最も難治性なのは、FGF(グロースファクター、GF、他人由来成長因子)の単独・混和注射!
プチ整形の中で特に難治性で厄介なのは、同一部位への異種剤混合注射や、自己採血で得られるPRPに他人由来のFGFを含むGF(グロースファクター製剤)を混和されて注入されるケースです。ヒアルロン酸や他のFillerに混和して注入する医院もある様です。(尚、自己採血で得られるPRP 自体には問題はありません。)
製剤化された非自己由来のグロースファクターには、防腐剤や安定剤等の化学的加工がなされているためか、注入部位に分散・拡散されて年余に跨り染み着き、細胞レベルで常に吸着して異常な活性化シグナルを正常細胞に伝達し続けることが、細胞の異常化や腫瘍形成の機序と考えられます。最近、FGF肯定派の某医院で、抗癌剤の一種「5-FU」を注入してシコリの治療を試みる医師が出現しましたが、無効であるばかりか本末転倒です。発想が稚拙で本質に辿り着いていませんが、翻弄されるのは患者です。
この様に、安易に注入している医師達が想定するよりも、FGFはずっとはるかに危険なシロモノです。注入した医師達でさえ切らずに治せない「多発性腫瘍」という新たな疾患が、美容医療の名の下でその安直な医師達によって創り出されているのです。
症例② 41歳 女性
他院手術歴 28歳時(2010年) 福岡の形成クリニックにて、顔面全体にFGF入りのPRPを注入された。 41歳時(2023年2月) 両下眼瞼にできたシコリを切開して掻把・摘出する手術を受けるも、頬の凸凹には届かず、目の下も却ってシワやヨレ、引き攣れが目立つようになってきて特に笑顔時に顔面全体がボコボコしてきた。 |
希望デザイン 特に笑顔時に自然な表情になる様に、元の自分の顔を取り戻したい。 |
方法 両側:特殊治療セット(4部位各1回)& (1ヶ月後撮影日に特殊治療セット追加・4部位/各1回)現在加療中 ※最新の治療結果写真が撮影できればその後に更新を予定しています。 |
Dr.コメント この方も症例①の方と同様FGFの被害に遭われ、約13年もの間解決せずに悩まれ続けた方です。特に両側の眼の下から頬上部にかけての癒着やシコリの発症が進行していて、笑顔になるとあり得ない程に不自然なエクボがたくさんできてしまっています。この術後写真を撮影したのは1回目の治療の1ヶ月後でしたが、概ね改善の兆候が認められ、特に下眼瞼直下や周囲のシコリを減らした効果により、笑顔時でも眼が開き易くなったと仰っていました。その際(2023年8月28日)に更に改善を企図して2回目の治療を施しましたが、かなり遠方にお住まいの方なのでその後の経過診察は(この記事を更新した2023年10月24日の時点では)まだできていません。次回の経過で更にどれだけ改善しているのか楽しみですね。 |
当院の特殊治療セットとは、メスを用いず針孔だけで治療することに特化した職人技術です!
この最新技術による治療法で、シコリや凸凹、シワやタルミの悪化や、永続的麻痺等の不可逆的な切開特有の合併症を起こさずに、根治に至ることが大多数ですが、それがたった1回で済むこともあれば、4回を1クールとして数クールかかる(FGF等の)難治性ケースもあります。
治療回数が複数に跨ると異常組織の位置や硬化の程度が毎回変化するので、都度デザインや細かい手法がオーダーで変わります。
詳細は企業秘密性のある技術ですが、原理はやはり「原因物質の除去」です。勿論「これがFGFの粉末だ」と言えるものは肉眼では見えません。そして人間の技ですから1回で100%の異物が除去できるわけがありません。(この治療成績を当院HPで見ただけで「注射で取れる訳がない」と思い込み吹聴する医師達の誤解や悪意ある曲解も、この点を全く理解できていません)
では一体何を見ているのかというと、特殊治療技術によって(幾分か除去できた筈の)特定の部位の再発度(癒着の程度やシコリの形、硬さや質感等)を経過の時系列診察で詳細に「診ている」のです。
症例③ 40歳 女性
他院手術歴 27歳時(2010年頃) FGF入りPRPを顔面全体に注入された。その後顔面の至る箇所にシコリが出現した。 29歳時(2012年頃) 大手美容整形医院にて凸凹を修正するため更にFGFを両側の目の下に追加注入された。 32歳時(2015年頃) 頬の凸凹やタルミ、シワを改善させるために頬に吸収性(コラーゲン)のリフト糸を計6本挿入された。 39歳時(2022年7月) 貴族フィラー+糸リフト挿入術を受けるも、顔面の凸凹や左右差が治らなかった。 |
希望デザイン 笑顔時に頬の引き攣れで横方向に出っ張って輪郭に左右差があり、頬が盛り上がり過ぎて鼻翼も横に引っ張られる。顎の凸凹や頬下部のシワやタルミと、目の下のメキョメキョ(している凸凹)も治したい。 |
方法 VASER2.0超音波吸引(頬~下顎)& 全顔面フルプレフル特殊治療セット& 特殊治療セット 計3回(刑事告訴により治療中断) 吸引量:右55ml 左45ml |
Dr.コメント この人物は術後4-5ヶ月間経過良好でしたが、5ヶ月目頃からモニターポイントを使い果たしたタイミングで追加治療費を払いたくないのか、無料で治療を継続しろと強要し、更に「治療しなければSNSやポータルサイト等で匿名で当院の評判を下げるコメントを公開・拡散する」と脅迫してきました。本来ならFGFを注入した医院が矛先になるのですが(大手の医院だと強力な弁護士がついていて治療費や慰謝料を拒否されたのか)当院を標的にして、SNS上で当院長の「殺害」を仄めかす様なコメント等も投稿するに至りました。治療継続を含めた面談の機会を数度設けましたが、その行為はエスカレートするばかりで当院としては全く本意ではありませんでしたが仕方なく、2023年10月時点でこの人物を複数の罪状で刑事告発しています。彼女がSNS上で拡散している、悪化したと主張する目の下の凸凹や下顎のタルミは、実際には症例写真の通り術前よりも改善しています。諸悪の根源・憎むべきはやはり生物製剤FGFなのです。その人の考え方や性格、人生まで変えてしまう恐ろしいものですね。 |
患者様のお悩みも深刻ですが、当院も矢面に立って常にどんな人にも真剣に治療しています。
美容医療の世界では、例えば血液検査で客観的な正常・異常のボーダーラインがある様な内科の診療とは異なり、患者様側の主観と感情、時にはその時の気分にまで「判断」が左右される特異な診療科です。一つの問題が解決するや否や、もっと欲がでてくる方も、後出しジャンケンの様に事前の打合せに無いことを「無料アフターケア枠で」要求される理不尽なケースもあるくらいです。特に、他院修正を手掛けていると前医での失敗や合併症の「恨み」の分まで、嵩増しに要求やクレームがエスカレートしがちです。
その一方で、その方の言動や態度の変化で「うつ病」や「自殺企図」にも気づかなければ、「全人的治療」にもなりません。上記の症例では恨みの矛先を当院に向けている間は少なくとも生死の局面になっていなさそうですが、一線を越えた刑事事件の場合は、医院の経営者としては他にもっと深刻に悩んで治療に向き合っている多くの患者様方の動揺をケアし、「偽計業務妨害」の被害からも守らなければならない立場もあることをご理解戴きたいと思います。
当院の特殊治療セットの効果判定や評価法と、数々の過去症例・実証エビデンス!
但しこの治療法には、ダウンタイム後に元の状態との変化が判りづらいという欠点があり、毎回「主観」と「客観」の両方で互いに評価し合います。その「変化」に如何に気付くかが、この治療継続の重要な動機と必然性になります。
外見上の凸凹や摘めるシコリの厚みと硬さ、癒着の程度や皮膚の感度と色味、表情時の凸凹や突っ張り具合など、鑑別チェック項目は部位や治療歴によって何種類もあり総合評価に与します。
患者本人が何らかの理由で治療を中断するか、結果に満足して再発さえしなければ終診です。決して1クールありきではありません。中には根治を目指し過ぎても、ゴルゴ線が復活してしまうので敢えて完全除去を避けて欲しいという方もいらっしゃいます。前回の治療でどう変化したかを共有して、次の治療をする決断をするのは御本人様次第です。
そして少なくとも過去全例で共通して言えることは、この特殊治療セット(他院には無い当院オリジナルMENUですが)や特殊な線維化溶解・再発予防処置により、途中で中断せずにきちんと通院・チェック・加療すれば、改善または根治(再発や悪化しないことを終診とする方もいます)するということです。