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脂肪吸引「大腿後面の吸引のみでラ・フランス体型を修正」編

ラ・フランス体型とは

ラ・フランスとは洋ナシのことで、臀部と大腿後面が外側に張り出している方の体型がそのフォルムに似ていることから、分類に用いられることがあります。他にも「リンゴ型」「ピーマン型」「バナナ型」等、世間では見た目の体型を身近な果物や野菜に準えて形状分類し、下垂や肥満等のサインとして用いられていることがあります。ウエストは比較的括れがあるのに下半身に脂肪がつきやすいのは典型的な「洋ナシ=ラ・フランス型」で日本人体型の特徴の一つですが、欧米では腰腹部から連続して大量の脂肪がついているリンゴ型が多いとされています。

ラ・フランス体型の方こそ、豊胸のために最適な脂肪がたくさん採取できます

ラ・フランス体型の方は一般的に「下半身太り」と自他を問わず評されますが、悲観することはありません。もしも豊胸や顔面の若返り、欠損部形成等で必要な場合において脂肪や脂肪幹細胞が採取される宝の宝庫なのです。スレンダーな韓国人や、やせ型の欧米人ではそれほど分化能力の優れた脂肪幹細胞はそれほど多く吸引できません。美容整形的観点から申しますと、体重が40㎏台でもこの部位からは充分な脂肪を採取することができるので、体型を変えるなら一石二鳥の手術が可能なのです。但し、脂肪吸引も豊胸も若返りも、全ての手術分野において貴方の最大限の美を引き出す技巧が無ければ成功しないでしょう。

症例① 28歳 女性 162cm 52.1kg 体脂肪率23.1%

大腿後面の脂肪吸引01
他院手術歴
25歳時:上腕脂肪吸引
希望デザイン
昔からコンプレックスだった下半身の太さを解消したい。特に内ももが擦れるところと外ももの広がりが気になっていて、鬱血した様な皮膚の色味も改善出来たら嬉しい。
方法
VASER Vent-X 通常モード吸引(大腿全周+脹脛+足首)
吸引量:大腿表(右:780ml 左:800ml) 大腿裏(右:900ml 左:850ml) 下腿(右:275ml 左:300ml)
Dr.コメント
2011年当院にてVASER Vent-X(旧型VASER)の通常モードを用いて、痩身目的で大腿後面から下腿・足首に至る脂肪吸引手術を行った方です。この方は「下肢静脈瘤」という程ではありませんでしたが、術前とDESIGN時に見られる網目状模様は、網状表在静脈によるものと思われ、恐らく中心静脈血流がうっ滞ぎみなので側副血行路として慢性的に状態化していたのでしょう。ほぼ下肢全域の脂肪吸引を万遍無く行ったことにより、中心静脈還流が改善されたのと浅層皮下組織の線維化による適度な外圧亢進によって結果として網目状模様がうまく消退しています。一方でこの方の立位の独特な姿位により右膝が回内転してヒップラインが少し下方に牽引されていますが、これは吸引では治せない骨格や筋の左右差の典型例です。

骨格や筋肉の左右差は吸引では改善不可能だが、吸引後に徐々に補正されることもある!

元々骨格や筋肉、関節や姿勢に左右差がある方は、皮下脂肪のつき方にも相応に左右差が顕在化してくることがあり、寧ろその様な方が多いくらいです。脂肪吸引で改善できる左右差は、あくまでも皮下脂肪層の厚みや組成の差です。

当院ならそれを㎝単位でなく㎜単位で緻密にデザイン吸引できます。ところが、その様な吸引を毎回心掛けていると1年以上に跨って長期経過診察に御来院された方の中に、骨格や筋肉、関節や姿勢の左右差が自然に補正されているケースが散見されるのです。

無意識の歩行時や長時間の立位で体重のかけ方等に習慣的な癖が元々あった場合、脂肪吸引手術を経て「身が軽くなる」「関節が動きやすくなる」「血行が良くなる」「術後のタイトなストッキング圧迫継続」等の影響なのか、御本人が意識せずとも悪しき癖が勝手に直っていることがあるのです。各症例を、ヒップの中央線や背骨、足の閉じ方等にも着目して見て下さい。

症例② 28歳 女性 164cm 50.3kg 体脂肪率21.5%

大腿後面の脂肪吸引02
他院手術歴:なし
希望デザイン
豊胸目的の脂肪吸引だが、吸引するなら太ももの外向きの張りとセルライトを減らして脚を細くしたい。
方法
1回目:VASER 通常モード吸引(大腿後面)+バストフルプレミアム☆フルセット注入
2回目:VASER 通常モード吸引(大腿前面+脹脛+足首)+バストフルプレミアム☆フルセット注入
吸引量
1回目:大腿裏(右:660ml 左:660ml)
2回目:大腿裏(右:600ml 左:600ml) 下腿(右:325ml 左:275ml) 
Dr.コメント
この方も2012年6月VASER Vent-X(旧型VASER)の通常モードを用いて、豊胸目的ついでに下臀部のヒップライン直上部から大腿後面にかけてヒップラインを浅くする目的で脂肪吸引手術を行った方です。ヒップライン外側がやや下方に下がっていたのが吸引により挙上されています。これはとりもなおさず加齢減少による下臀部の下垂が予防できることを意味しています。またこの方は1年後の2013年6月にも脹脛~足首と大腿表面のVASER Vent-X通常モード脂肪吸引を行っています。脹脛の吸引孔の痕跡はまだ3ヶ月後で目立ってはおりますが、この後月単位で徐々に目立たなくなってゆくと思われます。

臀部や大腿の脂肪吸引で事前に名医を見抜くポイントは?

元々大腿後面と臀部はフィジカルに連続している部位ではありますが、ヒップラインを境界として立体的な構造が変化している部位でもあります。大抵、傷跡が目立たないヒップライン上に吸引孔を1カ所に設けて上下で異なる立体イメージに基づく吸引をしなければならない箇所ですが、この両部位に跨る脂肪吸引で他院にて失敗される典型的なパターンとして幾つかの共通要因がございます。

❶吸引孔の痕跡(傷跡)が適切な位置に付けられていないこと
❷術者と御本人様との間で術前に充分な打合せがなされていなかったこと
❸術前にオーダーメイドデザインがなされていなかったこと
❹術中や術直後の確認がなされていなかったこと
❺術後の圧迫固定が不十分だったこと

などが挙げられます。これらの事実は全て御本人様達からの聴収で判明していることですが、同時にカウンセリング時にご本人様による予測が困難なことでもあります。手術直前に気付いても「まな板の上のコイ」状態になってしまうので、その様な失敗を避けるためにはせめて

①カウンセリング時に貴方自身の身体で診察を受けること
②具体的にどの様な修正技術で手術を予定されるのかを尋ねることと
③術者による過去の似た症例の実績を幾つか見せてもらうことまでは最低限しておかなければなりません。
④2ndや3rdオピニオンを求めて複数の医院に出向くことをお勧めします。
実際に当院で手術を決断された方の多くが、そうされていました。

症例③ 22歳 女性 159cm 41.7kg 体脂肪率18.5%

大腿後面の脂肪吸引03

他院手術歴:なし
希望デザイン
胸が小さく自己組織での豊胸術のため、脂肪吸引をご希望。但し予算の都合上、一部位分で豊胸に必要な脂肪が採れるところから最大限の吸引をしてもらいたい。
方法
VASER 通常モード吸引(大腿後面)+バストフルプレミアム☆フルセット注入
吸引量:右550ml 左550ml
Dr.コメント
この方も2010年10月VASER Vent-X(旧型VASER)の通常モードを用いて、豊胸目的ついでにヒップライン直下部から大腿後面にかけラ・フランス体型改善目的で脂肪吸引手術を行った方です。大腿外側の張り出し方にも多少の左右差が認められ姿勢も歪みがちでしたが、吸引後には補正ができています。体重が41.7㎏しかなくとも(通常、40㎏台前半の体重の方はそれだけで脂肪吸引を断られることが多いです)、比較的下半身に脂肪がつきやすいタイプでしたので1回の豊胸術に必要な最低限の自己組織が採取され、片方約250㏄の濃縮した脂肪や脂肪幹細胞をバストに注入することもできました。

臀部脂肪吸引修正or注入でのNG手術とは?
※ページ最下段 美容整形Dr.選びのNG例とは?に加えて

  1. 診察時に臀部陥凹部の触診 or 皮膚の伸展度をシミュレーションしない
  2. 吸引部の陥凹の原因が、癒着なのか取りすぎなのか判断を間違う
  3. 各人の大腿の動きや大殿筋量を計算に入れたデザインをしない
  4. 吸引された同じ層に大量のヒアルロン酸や脂肪の注入を勧められる
  5. 臀部用シリコン(感染や痛みのリスク高)を挿入することを勧められる/li>

等、上記どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!

臀部の脂肪吸引で失敗されるとこうなります!

当院で臀部の他院脂肪吸引後の修正をした方の中には、左右差が(元よりも)悪化するに留まらず凸凹やタルミ、シワが増えて一気に下垂した方や、水着が着れなくなった方、坐骨神経痛になって治らなかった方、ダブルヒップラインや臀部外側が男性の臀部の様に陥凹が見られた方等がいらっしゃいました。どんなに有名なクリニックでも慎重にDr.を選んで下さい。臀部や大腿の脂肪吸引は、デザイン時からAIの様な正確な予測と4D(3D+動態)で吸引や注入が、完全にオーダーメイドで正確にできなければうまくゆきません。

臀部脂肪吸引のリスク・問題点・合併症とそれらの対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各吸引部位に1~2箇所ずつ直径5~15mm程度の傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月~1年程で目立たなくなります。目立たなくさせるために、7日後の抜糸時より、テーピング約1ヶ月間を施します。
  • ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。
  • レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
  • 血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
  • 数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:飲酒をしないで下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
  • 術後3日~7日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔やクレンジング時の擦過(シャワーは翌日から可能です)。
  • 術後2~3週間:吸引部のマッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後4日間 24時間はテーピング固定必須期間があります。
  • 術後7日間 24時間はストッキングやウエストニッパーなどの装着必須期間があります。
  • その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
  • 通常、7日後の吸引部位の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
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