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顔の脂肪吸引「頬骨削り(骨切)をしない輪郭形成 小顔形成目的の全顔面脂肪吸引」番外編

ハイリスク頬骨削り(骨切)やオトガイ骨削りの代替法とは?

小顔形成や輪郭形成目的で行われる頬骨削り(骨切)や下顎骨削り、オトガイ骨削りやセットバック等顔面の骨を切断または削る手術には高いリスクが伴います。顔面神経や三叉神経切断または障害による顔面神経麻痺、感覚神経障害がひとたび起こると、末梢レベルの障害を除いて不可逆的な後遺障害となることがあります。瞬きがしづらくなった、ウインクができなくなった、口唇周囲の感覚が鈍くなった、油断していると口が開きっぱなしになる、口腔内に唾液がいつもたまりやすくなった等の主訴が時折見受けられます。それ以外にも顔面の輪郭線や頬の位置や形状に左右差が生じた、下顎骨ラインが凸凹した、口角が下がりへの字口になった、ブルドッグの様なタルミが出現した等の不本意な結果になることもしばしばあります。前2者は骨削り(骨切り)の際に亀裂骨折が生じたり、術者が切離後のイメージデザインができていないか術者の意図していない方向に切離されてしまったりすること、後2者は顔面を形成する土台である骨のボリュームが減少すると、その上に構築されている表情筋群や皮下組織が雪崩現象で重力によるドロップダウンが生じることが原因です。

当院では骨削り手術は鼻骨のハンプを除いて行っておりませんが、顔面輪郭に関しては頬骨上やオトガイ周辺の皮下脂肪を適切に㎜以下単位で吸引する技術で骨削りと同等かそれ以上の効果(より低リスクである上にタルミは寧ろ引き締まります)を引き出すことを企図した代替法がございます。結果的に頬骨やオトガイ骨を削らなくても済んだ方も多く、骨削り後に小顔効果が不充分な方やタルミが生じた方にも適応があり、更に吸引脂肪をコメカミやインディアンライン、顎先端等に4Dデザイン注入すればリフトアップも可能です。

症例① 28歳 女性

顔の骨削りしない脂肪吸引02-1
顔の骨削りしない脂肪吸引02-2
他院手術歴
25歳時:重瞼術(全切開)のみ
希望デザイン
最近2㎏体重増加したが、顔にも脂肪がついてきたので丸顔をスッキリさせたい。
方法
VASER2.0 超音波モード リガメントリフト(全顔面)
&脂肪注入(顎、インディアンライン)
吸引量:右110ml 左110ml
Dr.コメント
当院での全顔面脂肪吸引の定義は、「頬骨上+頬+下顎」の3セクション全ての範囲の皮下脂肪を吸引することを指し、デザインの黒色斜線部は吸引せず凹凸の境界をなだらかに仕上げるために吸引のon-offを厳格に㎜以下単位で吸引しております。一方で、超音波モードまたはリガメントリフトとは周波数が36000Hzでありながら(顔面のために設定した微弱出力の)VASER超音波を駆使して全層吸引またはタルミのスキンタイトニングを図った特殊な吸引のことを指します。実はVASER Teamの2回の講習ではいずれも顔面の脂肪吸引は一切なされておらず、指導医でさえまだ超音波を用いた顔面の吸引は未経験でした。2009年1月に初代認定医になって翌月の2月から、日本の伝統的職人技術と融合させて当院独自に顔面の脂肪吸引を始めました。

バッカルファット摘出の厳格な適応は?何故いまだに被害者が多いの?

バッカルファットは主に咬筋や頬筋よりも更に内側にある一連の脂肪塊で、適応外の方に除去してしまうと除去方法や除去量にもよりますが、げっそりとコケてしまうか骨削りと同様に顔面を形成する表情筋群よりも下位の土台の脂肪であるが故にタルミを生じてしまうことがあり得ます。

皮下脂肪とは異なり滑らかなボリュームダウンとはならず、(脂肪吸引によって生じる)皮下の癒着によるスキンタイトニング効果も期待できません。つまり土台の達磨落としとなりがちで、却って頬骨が突出するか、ひょうたん型の輪郭になってしまって実際にその修正で御来院される方も少なくなく、バッカルファットの除去は当院ではお勧めしておりません。本来、頬の内側粘膜が張り出していて食事等の際によく自分自身で頬内側を噛んでしまう方や、マウスピースが当たって痛みが生じる方などに適応を限定した方がいいとさえ思われます。

にも拘わらず何故これほどまでに他院で小顔形成目的にバッカルファットを摘出される方が後を絶たないのか、それは手術担当の医師側がその技術しか知らないか、顔面の皮下脂肪吸引の技術が充分にないためであると考えられます。事実、頬骨上の脂肪吸引や頬骨下の陥凹をなだらかにさせる特殊な㎜単位の吸引は、バッカルファット除去よりも繊細でかつ難易度が高い技術であるため、失敗が多いのも現状です。取り残しや取りすぎ、凸凹や引き攣れ、左右差やタルミ悪化等、顔面で失敗すると訴訟になりやすく簡単に修正もできないので、この部位の脂肪吸引を引き受けるクリニック自体が少なく、あってもその中で1回の手術で御本人様のイメージ通りかそれ以上にできる医師が稀有なのです。

症例② 20歳 女性

顔の骨削りしない脂肪吸引01-1
顔の骨削りしない脂肪吸引01-2
他院手術歴
19歳時:咬筋BOTOX
希望デザイン
丸顔なのをさりげなくスッキリさせたい。笑った時に口が広がりにくいのを改善したい。
方法
VASER通常モード 脂肪吸引(全顔面)
吸引量:右80ml 左80ml
Dr.コメント
開発当初はリスクの高い骨削り手術やバッカルファット除去手術の代替法として、それに見合うかそれ以上の効果を引き出しつつ、タルミは寧ろ引き締めて重篤な合併症を起こさない様に、お一人様お一人様の顔立ちと御希望に完全にマッチングさせたオーダーメイドデザインを心がけてゆくうちに、一定の法則と個別ごとの差異(脂肪の厚みや硬さ、皮膚の柔らかさや薄さ、骨格や表情筋群との兼合い、タルミの程度、ほうれい線やマリオネットラインの改善とエクボの鑑別、左右差、頬や口唇の動き=表情 等)全てを計算に入れた手術ができる様になってきました。

脂肪吸引の中でも実は顔面の脂肪吸引が最も難易度が高い

貴方の元々の顔面の形状(骨格や筋肉を含む)や皮膚のコンディション(ニキビや毛穴、肌理等)、組織組成(脂肪だけでなく線維組織)、皮膚と真皮の張り感や加齢シワとの関連に加えて、貴方が過去にどの様な施術を受けてきたのか、受けていた場合の現状の問題点がどの程度どの層で生じているのか、更に貴方が口頭で仰る理想の仕上がりも詳細まで全て計算に入れて、恰も人工知能の様に㎜以下単位でデザインし、1度の手術で完成させる技術が問われているからです。つまり要所要所で吸引しすぎても取り足りなくても、後遺障害を残してもダメなのです。

顔面脂肪吸引修正or注入でのNG手術とは?
※ページ最下段 美容整形Dr.選びのNG例とは?に加えて

  1. 吸引後の陥凹部の触診 or 皮膚の伸展度をシミュレーションしない
  2. 吸引部の陥凹の原因が、癒着なのか取りすぎなのか判断を間違う
  3. 吸引部に異物の残存があるか確認せずに脂肪注入を薦められる
  4. 陥凹部にはヒアルロン酸等のFillerの注入しかないと断言される
  5. メスでタルミ切除 or フェイスリフト手術しか方法がないと断言される
  6. 削られた部位・コメカミや顎等にシリコン等の異物挿入を薦められる
  7. バッカルファット除去・レーザー照射・Filler注入等を先ず薦められる
  8. 等、どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!

顔面骨削り手術で失敗されるとこうなります!

骨削りセットバック等の手術は費用だけでなく、不可逆的な後遺障害が発生しやすい大掛かりな手術です。顔面神経損傷による永続的な表情筋群の麻痺、三叉神経損傷による感覚鈍麻痺れ望まない部位の亀裂骨折の波及、咬合障害左右差、万一の深部感染、そしてタルミ陥凹、シワ口角下垂等です。当院では、ハイリスクである骨削り手術の代替法も幾つかご提案しております。貴方のお顔の替わり(スペア)はありませんので、目的が叶うならより適切な手段を選択して下さい

症例③ 23歳 女性

顔の骨削りしない脂肪吸引03
他院手術歴:なし
希望デザイン
顔の脂肪がつきやすく、落ちにくくずっと気になっていた。顔全体の脂肪を少なくしてリバウンドしない様にして欲しい。
方法
VASER通常モード 脂肪吸引(全顔面)
Dr.コメント
それが充分にできるようになったのは、モニター様の方々がアフターケアや経過診察に定期的に御来院されることにより私自身に技術のフィードバックが積み重なって、効果評価と同時に反省や追加修正を繰り返すことができたからに他なりません。全てその時々の現症を診せるために御来院して頂いた歴代の数々のお客様の御蔭様で、手術技巧に反映でき、アフターケア治療内容も充実し、次にどんな方が御来院されようともAI=人工知能の様に応用が効いて、独自の技術が陶冶され進化してきたのだと思います。実際、当院で脂肪吸引を行った方々は、ハイリスクの骨削り手術をしなくて済んでいます。(尤も、それでも骨削りを検討される場合には、骨削り後の脂肪吸引の方がまだ望ましいですが)少なくとも私が生きている間は、この技術をもって感謝の還元をしたいと考えています。
脂肪吸引術のリスク・問題点・合併症とその対策題点・合併症とその対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どでアレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 痛みや腫れ、内出血に対しては術前の前投薬(シンネック)で軽減されます。
  • 術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各吸引部位に1~2箇所ずつ直径3~4mmの傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月~1年程で目立たなくなります。
  • ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。
  • レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
  • 血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
  • 数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:飲酒をしないで下さい
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください
  • 術後3日~4日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔やクレンジング時の擦過(シャワーは翌日から可能です)
  • 術後2~3週間:吸引部のマッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後3日間 24時間はフェイスマスク、などの装着必須期間があります。
  • その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
  • 通常、7日後の吸引部位の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
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