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脂肪吸引の修正「女性腹部 帝王切開の傷跡(縦切開瘢痕)周囲の凹凸とタルミ修正」編

躯幹吸引の部位別では腹部の脂肪吸引が最も難易度が高い

脂肪吸引の結果の良し悪しは決して機器の型や認定医資格の有無、知名度等で決まるものではありません。元々脂肪吸引技術は奥が深く、どの脂肪吸引も2度と同じ状況はありません。特にVASER等の最先端機器を保有していたとしても、担当医が個別の条件に応じて細やかな設定ができなければ、宝の持ち腐れとなり被術者のリスクも増大します。約30㎝のカニューレやプローブ先端で超音波出力や吸引孔のコントロールをする際、手元で角度が1度でもズレると数㎝の誤差となります。超音波モード選択と出力、照射時間、組織深度、吸引圧と絶え間ない左手センサーによる瞬時瞬時の確認を、恰も人工知能の様に1度の手術で完成させる職人技巧が問われています。

症例① 42歳 女性 56.9kg

脂肪吸引 帝王切開傷跡の修正症例01
他院手術歴
29歳時:帝王切開
32歳時:脂肪吸引(ウエストを含む腹部全体)
希望デザイン
他院で腹部の脂肪吸引を受けたが、腹部がまだまだ脂肪が取り残されていて、特にウエストが全く細くならなかったので、再吸引してもらいたい。ついでに背中の食み肉もスッキリ取って、吸引部位との段差が無いようにしたい。
方法
脂肪吸引の修正(女性 他院取り残し脂肪の再吸引)
VASER2.0超音波 他院修正 根こそぎ吸引モード(全腹部・腰部・背部)
吸引量:全腹部 1600ml 腰部 1600ml 背部 1100ml
Dr.コメント
全腹部の脂肪吸引を前医で一度受けたにもかかわらず、全くと言っていい程吸引がなされていなかった方です。特に臍窩や肋骨周囲、および傷跡周囲の皮下組織は脂肪のみならず繊維組織の密度も高く、脂肪吸引の素人の様な医師が吸引すれば、取り残され易い部位であるばかりか、比較的硬い組織なので無理に力づくの吸引をされると却って腹膜や腹壁、内臓損傷のリスクも高くなるため、特に腹部外科と専門的な脂肪吸引の修行を受けた医師でなければ手術瘢痕があるきめ細かい腹部の脂肪吸引は完遂できないでしょう。

腹部脂肪吸引でのNG手術とは?
※ページ最下段 美容整形Dr.選びのNG例とは?に加えて

  1. VASERライセンスの有無以前に担当Dr.に腹部外科の経験がない
  2. VASERまたは美容整形認定医ではないDr.がカウンセリングや手術を担当
  3. VASERまたは美容整形認定医でも経験が浅いかそのDr.の実績が乏しい
  4. VASERまたは美容整形認定医でも貴方自身の骨格や臍窩の位置と形状を描出しない
  5. VASERまたは美容整形認定医でも貴方自身の腹壁瘢痕の位置や程度を把握しない
  6. VASERまたは美容整形認定医でも非正統のデザイン(吸引孔の位置等)
  7. 等、どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!

症例② 30歳 女性 63.4kg

脂肪吸引 帝王切開傷跡の修正症例02
他院手術歴
26歳時:帝王切開
28歳時:帝王切開(2回目)・脂肪吸引(臀部・大腿裏表)
希望デザイン
産後の体重増を脂肪吸引で安全に解消したい。めり込んでいる帝王切開の傷跡も改善させたい。
方法
脂肪吸引の修正(女性 他院取り残し脂肪の再吸引)
脂肪吸引 VASER VentX 大量吸引(全腹部&腰部)
吸引量:全腹部 1560ml 腰部 2000ml
Dr.コメント
この症例に対しては御本人様の御希望で超音波を用いずに、通常の大量吸引モードで脂肪吸引を御希望された方です。超音波モードでも線維は吸引できませんが、臍周囲と瘢痕周囲にはかなり厚みのある硬い繊維組織が混在しておりますので、このモードでは可及的最大限の吸引だと思います。尚、36,000HzのVASER波を用いれば、その繊維組織の間隙にある細かい脂肪組織も乳化してマキシマムに吸い出せるのと、更なるスキンタイトニングや腰部のクビレが得られただろうと考えられます。

腹部脂肪吸引で失敗されるとこうなります!

本邦で内科や皮膚科、腹部外科以外の外科出身の美容整形医や形成外科医による腹部脂肪吸引で実際に死亡事故が起こっています。その大半が内臓損傷だと思われます。臍ヘルニアや腹壁瘢痕があればリスクファクターとなり、腹部の解剖を熟知していない医師はもっとハイリスクとなります。また、死亡事故に至らなくとも臍や骨格周囲には元来繊維組織が多く、取り残しやシコリ、引攣れやタルミ等の問題が最も生じやすい部位の一つなのです。失敗されると元の肢体よりも不自然な形状となり、自慢したい筈のボディーを隠さなければならず温泉や海水浴に行けなくなるばかりでなく、いつまでも軽快しない上記症状がやがて難治性となり、当院でも再Design手術が困難、または手術適応外になることがあります。

症例③ 37歳 女性 48.9kg

脂肪吸引 帝王切開傷跡の修正症例03
他院手術歴
26歳時:帝王切開
30歳時:脂肪吸引(大腿内側)
32歳時:帝王切開(2回目)
希望デザイン
産後ダイエットしてもなかなか痩せられないのでお腹の脂肪吸引をしたいが、もしついでに可能なら帝王切開の傷跡周囲の凸凹もなだらかになる様にしてもらいたい。
方法
脂肪吸引の修正(女性 他院取り残し脂肪の再吸引)
1回目:VASER 通常吸引(全腹部)
2回目:VASER2.0超音波 他院修正 根こそぎ吸引モード(上下腹部)
吸引量:(1回目)全腹部 1130ml (2回目)上下腹部 400ml
Dr.コメント
VASER波は、脂肪組織に対してのみ共鳴する特異的な固有振動数(36,000Hz)であるため、強力な線維組織や筋膜組織は(その方が安全なのですが) そのVASER波もってしても、乳化・分解することができません。故に術後のアフターケアとして難治性の繊維組織に対しては、特殊な溶解注射でフォローしてゆくしかないでしょう。但し一方で、その術後に新たに生じる線維化のおかげでタルミが癒着してスキンタイトニングを図ることができ、この症例でも見られる様に、臍窩が浅くなって、横型のヘソが縦型の形状に変化するくらいの半永久的な状態を得ることができるのです。(※臍窩上部の穴は、ピアスホールです。)
脂肪吸引術のリスク・問題点・合併症とその対策題点・合併症とその対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どでアレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 痛みや腫れ、内出血に対しては術前の前投薬(シンネック)で軽減されます。
  • 術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各吸引部位に1~2箇所ずつ直径3~4mmの傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月~1年程で目立たなくなります。
  • ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。
  • レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
  • 血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
  • 数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:飲酒をしないで下さい
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください
  • 術後3日~4日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔やクレンジング時の擦過(シャワーは翌日から可能です)
  • 術後2~3週間:吸引部のマッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後3日間 24時間はフェイスマスク、などの装着必須期間があります。
  • その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
  • 通常、7日後の吸引部位の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
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