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鼻整形は完全CLOSE法でここまで進化した!(後編)

鼻柱・鼻中隔形成の新技術

オープン法は決して標準術式ではない?

OPEN法は、CLOSE法の修行を徹底していない術者が単にやりやすいという理由で選択されているに過ぎません。「OPEN法でなければ充分効果を出せない」という台詞は、喩え形成外科専門医でもその医師の狭いWorldでの話です。時短を重視する外科医も、OPEN法に特化しすぎて後に引けなくなったベテラン医師も、プライドだけが高い専門医も、そして患者の立場でなく自分都合で手術する医師も、全て例外なくそのWorldの住人です。

ここで誤解が無い様に述べておきますが、本論の趣旨は決して「OPEN法を採択する医師を貶める」ことが目的ではなく、「OPEN法によって醜い傷跡が残る・目立つ・治せないと深刻に悩まれている夥しい数の患者視点」と、「CLOSE法へのパラダイムシフトを業界に啓蒙しなければならないという使命感」の立場で述べられています。但し、現在他院にて(鼻尖結紮や異物挿入術等)CLOSE法で行われている術式でも、解決すべき問題点がいくつも存在しています。中途半端なCLOSE法も、「内側切除」と言いながら外に傷が食み出る手法も障害を残し兼ねません。

CLOSE法の洗練技術は競合の世界で伝承され難いのも背景にありますが、志と忍耐が無ければ教えられても簡単にはマスターできない程、実は技術レベルが格段に異なります。(丁度、「お土産屋さんで見かけるボトルシップは瓶の底から完成した船の模型を入れてガラスで閉じる大量生産の工程で造られていますが、瓶の口から細長いピンセットで船模型を組み立てることの方が遥かに難しい」のと同様にです。)

当院では過去全例、完全CLOSE法のみでOPEN法と同等か、OPEN法による手術を凌駕する効果と結果を引き出しています。

オープン法の傷跡は無くせるの?

OPEN法のみならず人体につけられた傷跡を完全に消去することは医学的に「あり得ない」と言われ続けていましたが、大多数の医師がそう思い込んでいたために「傷跡を無くす方向」での技術の進化が停滞していました。実は、傷跡を限りなく無くすほど目立たなくさせる技術や治療法が当院では開発され、実例の実績が増えてきています。小鼻縮小術や人中短縮術の傷跡にも一部用いられています。しかも、その傷跡に対して直接切開や切除などをせず、皮弁術や皮膚移植も用いずにです。

従来法の鼻中隔延長は何が問題なの?

鼻中隔延長とは、狭義の意味では鼻中隔軟骨の長さを(異物や移植軟骨片などを用いて固定しながら)外側に延長することですが、医師によっては拡大解釈されて鼻柱そのものに(固定せずに)異物や軟骨片を挿入するだけで終始されることもあります。その場合、鼻柱が不安定になり凸凹や傾斜が生じることがあります。

一方で、固定の有無に拘わらず異物や移植軟骨片を挿入された後に、線維性の被膜拘縮が生じて後々に硬化または変形し、慢性的な発赤や白色変化、慢性疼痛、穿破や感染も生じ易いというリスクがあります。尚、殆どの場合はOPEN法で手術されるため、その瘢痕の拘縮や穿破が一たび生じると形成外科専門医でも治せないほど重症化することがあります。

これらの多種多様な問題を一度に解決する方法は、人工真皮を用いた新技術の「鼻中隔延長」です。人工真皮は鼻柱の真皮側に固定されて、後々に拘縮や硬化も起こさず、傾斜を生じさせるほどの無理なツッパリ力や挿入後の違和感もありません。デメリットは、強固な支持力がないことと生着率が50~80%程度であるということです。しかしその代わりに仕上がりが自然になり、慢性発赤や疼痛とも無縁です。

表面を切らずに人中短縮は可能なのか

従来法の人中短縮術は大問題だらけ

OPEN法の傷跡と同様、従来法の人中短縮術を一度でもされてしまうと、目立つ瘢痕に生涯苛まれ続けることになります。切開を伴う従来法の人中短縮術には大別して、鼻柱根部と両鼻孔下縁を横切開・切除する手法と、上口唇上縁を口唇の形に沿って切開・切除する方法があります。いずれも、「隠れない瘢痕」「鼻柱や鼻翼が変形」「上口唇(多くは中央付近)が不自然にめくれ上がる」「笑顔が引き攣れる」等の不可逆的醜悪変容を来します。

これらの手法が形成外科や美容整形外科の手術書等の正書に掲載されているため、大多数の医師が「これしかない」「正規の手法だ」と認識されてしまっています。そして長年、技術そのものに疑問が挟まれず、進化が途絶えていたことが被害者を生み続ける母地になっています。この領域にも従来法の術式そのものを見直した技術のパラダイムシフトが必要です。

他院で受けた人中短縮術後の傷跡も治せるの?

他院術式や従来法によって被った「人中短縮術後の瘢痕」に対しては、当院には多段階の治療法があります。鼻翼基部が沈んでいる場合や瘢痕自体がめり込んでいる場合等では、人工真皮(Sure Darm)を用いて裏側から瘢痕を浅くさせます。一方、表面側に残存する目立つ要因に対しては、スキンブリッジなら針状先端の電気メスを用い、毛穴様またはクレーター様の陥凹ならDarma roller等を用います。この様な表裏双方からの治療アプローチを当院では「サンドイッチ療法」と名付けており、相乗・複合効果によって傷跡を限りなく無くすプロトコールで計画を立てます

アップノーズ・ダウンノーズ・鷲鼻・魔女鼻・矢印鼻の修正

ダウンをアップに、アップをダウンに

鼻尖や鼻全体を横から見て、相対的に鼻先が上を向いているか下を向いているか、正面から見て鼻孔が見えすぎているか鼻尖が下方に向いているかについて、主観と客観で(時には過大に)評価されがちですが、その反動で極端に反対側の形に形成されすぎても問題になります。鼻全体とのバランスを鑑みながら、御本人様の理想がどの程度なのかの打合せと最適な術式の組合せ計画が求められる部位です。

アップやダウンの線引き基準は?

例えば下垂鼻(テングザル様鼻)、ワシ鼻、魔女鼻、矢印鼻などでは鼻尖が下を向いている傾向が強く、逆に鞍鼻や外傷後、他院隆鼻術術後の合併症発症者などでは、過剰なアップノーズが生じている傾向があります。どこまでが正常でどこからが異常なのかの線引き基準は曖昧で相対的なものですが、実際の患者様ごとの鼻の組織組成や皮膚の伸展度等により術式との相性や限界があります。

術式選択の最適化とリスク予見方法は?

例えば、下垂鼻の方に対して鼻尖上部に耳介軟骨等を挿入するだけなら却って形が歪になり、過剰アップノーズの方に I 型・ L 型を問わずシリコン等の硬い素材をツッパリ棒の様な長さで無理に挿入しても、穿孔や変形、慢性疼痛・発赤の原因になり得ます。術前から各個人の鼻を触診し、摘む・上下左右方向に軽く引っ張る・押すなどのシミュレーションを徹底しつつ、御本人様の理想がどの程度なのかを確認する作業は必須です。

特に他院術後修正の場合で拘縮などによってそれが充分できない時には、当院では異物や壊死軟骨を除去した時に(全身麻酔でもその時は覚醒してもらって)術中確認をするようにしています。

不自然な鼻・鼻全体の問題の解消

シリコン等の異物や耳介・肋軟骨による隆鼻術は長持ちせず不自然!

シリコン・ゴアテックス・オステオポール・CogやFeather糸等の異物、耳介や肋軟骨による隆鼻術は、ダウンタイム後からずっと後々まで形や質感等が不自然な仕上がりになります。また、たとえ穿孔・露出・感染・位置異常等の早期の合併症をクリアしても、数ヶ月~十数年以内に硬化・変形・慢性疼痛や発赤・鼻尖皮膚の菲薄化等が後発的に生じてくることが多く、破綻することが大半です。

異物なら被膜拘縮が年々進行し、10年前後で石灰化や異物の断裂・劣化が伴うこともよくあり、耳介や肋軟骨は移植後の(軟骨を構成する細胞への)血流途絶によって壊死が進行し、シリコンよりも早期に被膜拘縮や肉芽形成等が生じてくるからです。

最も自然で半永久的な最新技術の隆鼻術とは?

当院では2008年頃からどこよりも先駆けて、それら従来法の問題点を一気に解決できる素材と技術による新しい概念の隆鼻術を行っています。素材には、個別のご要望の長さ・幅・高さに合わせたオーダーメイドデザインの人工真皮(Sure Derm)を用います。この人工真皮は線維化による拘縮とは無縁で、術後6ヶ月~約1年経過すれば「自己組織」に置換されてゆきます。

元々熱傷後に欠損した真皮移植のために開発されたヒト由来の素材なので(ブタの膀胱等から作成された)他の素材とは異なり、米国のFDAで「アロダーム」として初認可後、国際的に最初に使用されてから20年以上経過した現在でも、拒絶反応やアレルギーの報告はありません。レントゲンにも写らず自然な質感で、術後の疼痛や慢性発赤なども生じません

人工真皮を用いたくない方や御希望の程度がそれほど著しくない方に対しては、脂肪や脂肪幹細胞を用いた隆鼻術も選択可能です。尚、この手法は上記適応に加えて、「異物抜去手術と同時にはできない」という条件と、職人的な注入技術および生着率を高くする工夫を要する点が異なります。故に、(技術を知らない)一部の医師は否定的であることもあり他院ではこのMENUすら存在していないこともあります。

斜め・歪み・左右差の鼻スジを真直ぐに

上記二つの手法(人工真皮と脂肪・幹細胞注入)と、完全CLOSE式のハンプや骨(棘)削り、鼻尖軟骨トリミング除去等の技術を単独または組合せて応用すれば、従来法では解決できなかった様々な「鼻の問題」に対応することが可能になります。傾斜鼻や鼻スジの歪み(湾曲鼻)、骨棘の出っ張りや外側鼻軟骨の変形、凸凹や左右差、そして他院術後の修正等にです。

太すぎる鼻・変形鼻の修正

従来法では骨削り以外の手術で適度な「引き算」があまりなく、異物挿入や自家軟骨で大まかな「足し算」だけで何とかしようと試みられることが多かったため、精度が低くなりがちでした。中には患者様のご要望に対して「自分の持っている技術でこういう手術をする」という内容との間に、かけ離れた隔たりがあるような事案も数多く見受けられます。

結局その医師が「やりたい様にしかやっていない」がために、修正の連鎖に苦しむ患者さんが増加し続けている実態があるのです。仮に、「特定のタレントさんの様な鼻になりたいと伝えた」「過去の(成功)症例の写真を見せられた」「担当医が直接診察して説明してくれた」場合であったとしても、術式がご希望とミスマッチしていれば蜃気楼のようにいつまでも理想には到達しないでしょう。

例えば、一見して鼻全体が「太すぎる」または「変形している」と御本人が仰っても、術式選択肢は必ずしも鼻骨を削るまたは骨切り幅寄せをするような「引き算」だけとは限りません。全体のバランスを鑑みて、御本人様の仕上がりイメージやご要望がどの程度なのかを打合せしてゆく内に、わずかな「足し算」をすると結果的に鼻スジを細く真直ぐに仕上げることも充分に可能です。

細すぎる鼻・ピノキオノーズ・ピンチノーズの修正

一言で「鼻スジが細い」とはいっても、細い程度は十人十色であり鼻根部から鼻尖部にかけて一様な幅で細い訳でもありません。同時に、その方の顔面全体や各パーツとのバランスを考慮に入れつつ、高さも鼻尖の角度もデザインに反映されなければならないでしょう。

一方で、細すぎる鼻の概念カテゴリーには「ピノキオ(童話ピノキオの鼻の様に鼻尖が突出した)ノーズ」や「ピンチ(摘まんだ様な不自然な)ノーズ」も含まれます。両者いずれも、医原的な(つまり外科医による)「やり過ぎた鼻形成術」の合併症として命名されています。これらの異常な形態の鼻には、少なからず「緊急手術をしなければならない」事案が潜伏しています。

放置すれば(或いは擦過刺激や殴打等の物理的刺激等で)やがて鼻尖部の壊死・穿破・穿孔・感染・感覚鈍麻や麻痺・慢性疼痛・硬化・変形が生じてくるリスクが高い症例群です。特に、鼻専門を謳う形成外科医院や渡韓して受けた鼻形成の術後に比較的多く見受けられますが、異物や移植軟骨片の除去だけで済む場合と、抜去後の鼻尖陥没を予防する充填術や壊死・穿孔後の皮弁形成または縫縮等を要する場合があり、進行すればするほど重篤(または手遅れ)になる傾向があります。

鼻・人中の美容整形手術はここまで進化した! 
~従来の鼻整形・鼻形成手術は何がいけないのか~

九野医師の 鼻形成 修行プロトコル

当院長九野は4年間の大学病院外科・救急医療分野に勤務後の2002年に美容外科業界に入門し、当時のJSAS所属の院長と、JSAPS所属の形成外科指導医の両方から指導を受けた際、鼻の手術は全てクローズ法でした。指導医の先生方がオープン法ができないというのではなく、医院の方針として患者様の立場に立脚し、「傷跡を表面側に残さない」という理念でした。当時のMENU数は概ね「骨切り幅寄せ」「ハンプ」「鼻尖軟骨切除術」「シリコンプロテーゼによる隆鼻術または入替」「内側切除式小鼻縮小術」の、基本手技5種類だけでした(プチ整形を除く)。

尚、「人中短縮術や口唇を厚くする手術」に関しては上口唇への脂肪等の注入法を除いて、鼻柱・鼻孔直下または上口唇上縁の皮膚切除しかなかった時代でしたが、結局九野自身が切除の担当をする機会がないまま終わっています。

以来、5年半の勤務・修行を経て2007年に開業してからも当院の鼻の手術は(瘢痕切除等の例外を除いて)原則全て、クローズ法で行うのが当然だとの認識で手術にあたっていました。

小鼻縮小術についても決して外側切除をせず、人中短縮を御希望される方に対してはE-lineを満たしながら上口唇へのフィラーや脂肪注入で代替していました。つまり九野は美容外科医になってから以降、(形成外科の世界では恥ずべきことかもしれませんが)、20年以上もの間一度もオープン法をせずクローズ法一筋で鼻や人中の手術に携わっていました。

お悩みや症状別の鼻形成手術MENU数は50種類以上(全て完全クローズ法)

開業後暫くは上記の基本手技に基づく術式だけでMENUを設けておりましたが、当院にお越しになられる患者様の中にしばしば「他院で受けた鼻の整形手術で失敗されたので、元々の希望通りの鼻に修正して欲しい」という方がいらっしゃり、次第に基本手技から応用手技組合せ法へとアレンジやオーダーメイドの工夫を絶え間なく繰り返すことによって、術式バリエーションが自然に増えて参りました。

今現在、他院や形成外科専門医が「オープン法でなければできない」と言われた事例でも、「実際にオープン法によって生じた様々な合併症」でも、全て完全クローズ法(※)で手術ができる程になり、中にはオープン法や外側切除式小鼻縮小・人中短縮術を凌駕する効果や自然さを引き出せた症例も徐々に増えてきています。

完全クローズ法に拘り続けて結果的に、美しさ自然さのみならず特有のリスクや合併症を激減させ、フルオーダーメイドデザインの任意性バリエーション大幅に向上させることに成功しています。以下の様々なご希望とマッチング結果の症例をご照覧下さい。

(※)「完全クローズ法」とは当院発祥の概念で、手術の傷跡を表側に一切出さない特殊な技法のことです。美容医療の世界では「クローズ法」と称していても、外側に傷跡がはみ出ている場合や鼻腔内で傷跡が開いてしまうことが(他院修正手術の際に)時折見受けられます。「内側切除式の小鼻縮小術」も、目立たない傷になると言われて受けた「鼻柱根部のオープン法」も、鼻尖部を糸で縛るだけの「クローズ式結紮術」も当院ではNG指定しています。

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