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鼻整形「ハンプ(骨削り)しないワシ鼻の修正 完全CLOSE法鼻尖軟骨切除再移植術」編

ワシ鼻・魔女鼻・斜鼻=ハンプ(骨削り手術)とは限らない!

所謂「ワシ鼻」や「魔女鼻」と呼ばれる、鼻骨や骨棘が前方に出ているのを目立たなくさせる目的で美容整形や形成外科では主に、ハンプ(鼻骨縁や骨棘を削る)手術が第一選択として説明されることが多いですが、日本人やアジア人でその手術をすると今度は鼻全体が低くなる鼻スジが細く真直ぐにならないことが多く、また、殆どがブラインド術野でノミとハンマーで削る様な手術であるために、亀裂骨折や鼻根部の不可逆的変容をきたすリスクもあります。本来ハンプ手術は、西洋人等が高すぎる鼻を低くしたい場合に行うことが多く鼻骨縁もかなり分厚く頑丈なので、東洋人とはやはりベースが異なります。当院でも一時期斜鼻に悩む男性カザフスタン人(カザフスタン人の男性は成人までの間に何度も殴り合いの喧嘩をする伝統と習慣がある様です)がたくさん御来院されてロシア人寄りの人種の鼻の頑丈さに驚きました。当院では日本人に対してもハンプ手術は行っておりますが、厳格に適応基準を設けていて、御本人様のご要望の中に「骨を削りたくない」「鼻スジが低くなることは避けたい」「鼻スジは寧ろ細くしたい」等、ハンプ手術後に相反する結果になることが予見できる場合にはハンプ手術は当然不適応となります。その代わりに当院ではオリジナルの「完全CLOSE法鼻尖軟骨切除&再移植術」や、「人工コラーゲン=Sure Derm」挿入術等をお勧めしております。他院の中にはハンプで低くなった鼻に対して、シリコンやゴアテックス挿入、耳介軟骨や肋軟骨移植、脂肪注入等を勧める場合もあると聞き及びますが、長い目で見るとあまりうまくいかないでしょう。

ワシ鼻や魔女鼻、ウェーブ鼻、斜鼻、鞍鼻とは?

「ワシ鼻」とは、一般的に鼻骨縁が鷲のくちばしの根部の様に突出しているだけの様態を指すのに対して、「魔女鼻」とは明確な定義はありませんが、ワシ鼻+鼻尖部が下方に向けてテングザルの様に太く(だが先端が尖って)垂れ下がっている様を指し、「矢印鼻」とは文字通り正面から見て下向きの矢印型に見えてしまう形状で、鼻翼上部の括れ線がより明確+鼻尖部が下方に向けて矢印の様に細く垂れ下がっている様を指します。また、「ウェーブ鼻」とはワシ鼻~鼻尖部迄の鼻スジの稜線が低くなっていて横から見ると凸凹凸となっている様(当院で定義しました)を指します。「斜鼻」は文字通り鼻スジの正軸が主に正面から見て歪んでいることで、「鞍鼻」とは先天的または外傷が原因で鼻根部がフラットまたはそれに近い状態になっていることを指します。

症例① 29歳 女性

骨削りしない鷲鼻修正01-1
骨削りしない鷲鼻修正01-2
他院手術歴:鼻の手術歴なし
希望デザイン
ワシ鼻を改善して鼻スジも整えたいが、骨削り(骨切)手術とシリコンなどの異物だけは絶対に嫌なので、何かいい方法を提案して欲しい。
方法
完全Close法 両側鼻尖軟骨切除&再移植術 TYPE Ⅳ 亜型
Dr.コメント 
この症例は、御本人様がワシ鼻と表現されていましたが、(当院で定義している)典型的なウェーブ鼻の方です。
もしもこの方に(ご希望されていないですが)ハンプ=骨削り(または鼻骨骨切り)手術をしたと仮定すると、横方向から見て鼻尖部だけが突出するような形状になることが容易に想像できます。シリコンなどの異物挿入でも(挿入先が中途半端に短くて骨膜固定ができず、できたとしても上手くフィットしないでしょう)恐らく上手くゆかないでしょう。尚、鼻根部の高さは(元々ワシ鼻だと思われていたので)強調したくないとの御希望から、TYPE Ⅳをアレンジしました。ご本人様曰く、「骨削りもせずプロテーゼも挿入しないのに、こんなに鼻スジがきれいに整うとは思いませんでした。」とのコメントを頂きました。

鼻尖軟骨切除&再移植術が他院MENUにない理由と背景

鼻尖軟骨とは、鼻尖部の形状を保つ1対の(概ねその人の薬指の爪大の大きさ)軟骨で、通常のレントゲンでは写らず所謂「ダンゴ鼻」の大半の原因になっている軟部組織です。民族によって、また日本人の中でも遺伝的に生得的な大きさ・形・厚みに個人差が大きく、生来より片方の形成不全(左右差)がある場合や、外傷や手術歴等で既に割れていることもあります。その鼻尖軟骨を除去する際に多くのクリニックではOPEN法を採用していますが、それはCLOSE法だと技術的に難易度が高くなるからであり、鼻腔内術野で上手く剥離・脱展しなければ皮膚や粘膜側に一部残留したり、手術操作で切断してしまうこともあり得る程、かなりデリケートな手技を要するのです。OPEN法がCLOSE法と比較してかなり安易であり、時間効率もよく形成外科でも伝統的に正当化している背景があります。

CLOSE法による鼻尖軟骨切除&再移植術が高難易度である理由

鼻尖軟骨の剥離途中から個人差と左右差と残留や破損がないか慎重に見極めつつ、鼻尖軟骨内側脚や鼻尖中央部の過剰切除をしない様に(過剰切除すれば鼻中隔が崩落することもあるため)必要かつ充分で事前デザイン通りの全容摘出をしかも余計な損傷なく遂行しなければなりません。加えて、摘出後の死腔(DEAD SPACE)が再移植に適した余地があるのかどうかも同時に(ほぼブラインド腔内ですが、触診や術中ライティング等で)視野に入れつつ、摘出標本をダイヤモンドのカッティング技巧の様に再移植部に適した形状にトリミングします。その際にカット面が鋭利にならず(穿孔予防のため)少しだけ肉芽片を残して移植後のFeedingを受け易い状態になる様充分に留意します。毎回出血が出る度に狭い術野が更に視界不良となりますが、たとえ出血が容易に止血できなくても電気メスによる凝固止血を安易に用いれば再移植軟骨へのFeedingに影響があるため、極力用いません。当院では、ご本人様の元々の鼻の形状とお伺いした御希望に対して忠実にオーダーメイド手術をするために、再移植するデザインを便宜的にTYPEⅠ~TYPEⅤに分類しています。この分類は当院独自のもので、過去の様々な方のご要望に応じてゆく内に適応や用途が広がって参りました。

実は、この再移植が最も難関で異物である糸も使用せず、TYPEⅠやⅡでは術後の傾斜や位置異常、TYPEⅢでは鼻中隔の後戻り予防、TYPEⅣでは鼻背(鼻スジ)の㎜単位の凹凸に完全にFitさせるカッティング、TYPEⅤでは陥凹部へ裏側からアプローチした菲薄層への必要充分のパッチワーク技術が必要になります。再移植後の鼻尖軟骨の生着率は大変素晴らしく、過去14年間の症例では現時点で一度も(耳介軟骨移植後の様な)鼻尖の硬化や変形が見られません

鼻尖形成を完全CLOSE法でしなければならないのは何故か?

これら一連の手術操作を、OPEN法で行うのと、完全にCLOSE法で行うのとでは雲泥の差があるのです。敢えてボトルの中の船の模型で喩えるなら、ビンの底から模型丸ごと入れた後にガラス接合するのと、ビンの口からピンセットで模型を作成するくらいの差です。

OPEN法による傷跡はその方を一生涯苦しめます。女性ならヒゲで隠れることもなく、メイクでは大方隠しきれず、中には瘢痕の引攣れが強すぎて、笑顔になれなくなった方もいらっしゃいます。諸悪の根源はその手術を行った担当医の事実認識不足と修行不足と怠慢です。或いは営利主義か大学講義の形成外科が一番だと妄信しているかです。

症例② 24歳 女性

骨削りしない鷲鼻整形修正01-1
骨削りしない鷲鼻整形修正01-2
他院手術歴:鼻の手術歴なし
希望デザイン
鼻翼の膨らみがずっと気になっていたのと横から観た時に魔女の様なワシ鼻が悩みだったが、鼻の高さが低くなるハンプ(骨削り手術)は避けたい。ついでに鼻孔の向きはこのままで鼻先端と鼻翼の幅を細く、小さくしたい。
方法
完全Close法 両側鼻尖軟骨切除&再移植術 TYPE Ⅳ
Dr.コメント 
この症例こそが本術式(完全CLOSE法 両側鼻尖軟骨切除&再移植術 TYPEⅣ)の典型的な適応基準を満たす方でした。鼻尖(ダンゴ鼻)縮小も目的であったので鼻尖軟骨切除を施し、採取された組織片が過不足なく丁度デザイン通りの再移植先の形と厚みの基準をクリアしていたので、鼻根部と鼻骨縁下部~鼻尖部の陥凹部に嵌め込み、固定すると寸分違わずに鼻スジを形成させることができました。安定すれば癒着とFeedingによる生着で通常の生活では全くズレることも減ってくることもありません。また、耳介軟骨や肋軟骨移植後に見られる様な壊死や被膜拘縮等による術後摘出例もなく、経過は順調です。この技術は顧客からの御依頼で始めた当院発祥の技法で、他院のMENUにはございません。
鼻尖軟骨切除再移植イラスト

鼻尖埋没(鼻尖結紮)法や溶解注射がダメな理由と背景

所謂「ダンゴ鼻」と呼ばれる、丸みのある鼻尖部を細くまたは高くする目的で各美容医院では様々な術式が見受けられておりますが、当院では鼻中隔切離を伴うOPEN法と共に、鼻尖を結紮(糸で縛るだけの方法)する鼻尖埋没法、埋没式鼻尖縮小術をNG指定しております。鼻尖軟骨のカタチや大きさは先天的に個人差や左右差もありますが、鼻尖部の外傷や手術でもすぐに割れたり粉砕し、或いは変形する程の(爪くらいの)厚みしかありません。

糸で結紮する手術は外側からと鼻腔内からのアプローチ法がありますが、いずれにしてもメスで切開が不要なことが多いため、術者も時間と経済効率から安易に選択しがちです。しかし、結紮糸が鼻腔内や鼻の表面に露出し感染を生じせしめる事案や、(これが最も多いのですが)鼻尖軟骨が結紮により割れ、その鋭利な割れ目が皮膚穿孔を生じたり、鼻尖部が(術後数ヶ月~数年経過して)硬く変形してきたりする後発的合併症を発症する例も後を断ちません。しかも、その様な合併症が生じなくても、90%以上の被験者の鼻尖部は、「結紮糸が緩む・(軟骨が割れて)喰込む」等の理由で後戻りしてしまうのです。

つまり、鼻尖結紮法は百害あって一利無しと当院では考えます。一方で鼻尖部の脂肪を溶解する目的でメソセラピー注射をされる医院もあると(お客様から)伺ったことがありますが、鼻尖部には解剖学上それ程の脂肪組織はなく、多少溶解できたとしてもその死腔が癒着してこその細さになる筈なのに、多くは圧迫固定がなされていません。逆に溶解注射後はかなり腫れますので、過剰圧迫してしまうと鼻尖壊死を生じることがあります。

鼻整形・形成修正でのNG手術とは?
※ページ最下段 美容整形Dr.選びのNG例とは?に加えて

  1. OPEN法や外側切開法を薦められる or 希望していない手術を薦められる
  2. シリコンやゴアテックス、リフト糸の挿入・異種動物軟骨移植を勧められる
  3. 耳介や肋軟骨(粉砕しても凸凹・拘縮・石灰化リスク有)移植を勧められる
  4. 貴方の鼻の皮膚伸展度に合わない程の挿入物を希望または挿入される
  5. 硬くなった壊死軟骨や癒着、肉芽等をそのままにした状態で修正される
  6. 抜去と同時にヒアルロン酸や脂肪注入(漏出変形リスク有)を薦められる
  7. 等、どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!

症例③ 23歳 女性

鷲鼻修正03-2
他院手術歴:鼻の手術歴なし
希望デザイン
横から見て鼻スジを真直ぐにして、鼻全体を小さくし鼻の長さも正面や横方向から見てほんの少しでも短く見せたいが、オープン法や鼻の骨を切る手術は望まない。
方法
完全CLOSE法 両側鼻尖軟骨切除&再移植術 TYPEⅣ 亜型
Dr.コメント 
この症例は軽度ワシ鼻+鼻尖部の軽度下垂があり、鼻の存在感を少しでも打消したいと御希望された方です。
鼻を高くするだけの隆鼻術はもちろんダメですが、ハンプによる低鼻術も御希望にそぐわなくなるので、鼻尖部のボリュームを減量しつつ、鼻スジを細くしながらややアップノーズに仕上げることで、鼻の正面から見た横幅と縦の長さ(横からの写真では鷲鼻とダウンノーズが改善されています)を軽減させることに成功しました。横から見て折れ曲がった様に見える鼻スジを真直ぐにする目的で、骨削り(骨切り)しないワシ鼻の治療法として鼻尖軟骨切除&再移植術TYPE Ⅳの亜型を適応とし、現在はハイリスク手術の代替法として当院の標準MENUとなっています。 

鼻尖形成で失敗されるとこうなります!

鼻中隔を切断するOPEN法、または鼻翼外側に傷をつける手術、シリコンゴアテックス豚軟骨の移植、自己耳介軟骨肋軟骨移植術、鼻尖を糸で結紮する手術を勧められた場合、その担当医がどんなに名医で有名でも、或いは過去の症例実績がどれほど素晴らしく自然で美しく見えたとしても、決してその様な手術は受けないで下さい。有名医師や鼻専門の医師の術後でさえ当院で鼻形成後の修正をした方の中には、当院の術前初見において、元よりも著しく醜形となっていた方が数多くいらっしゃいます。

鼻整形修正 シリコン・ゴアテックス・異物挿入、脂肪注入、耳介軟骨・肋軟骨・目立つ瘢痕の修正のリスク・問題点・合併症とその対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで
  • アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
2.ごく稀な合併症
  • 内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
  • 感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。また、挿入物にまで感染が及んだ
  • 時は抜去しなければ治らないこともございます。数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:アルコールを控えて下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
  • 術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
  • 術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後3日~4日間 24時間は鼻ギプスの装着必須期間があります。
  • 通常、7日後の抜糸が終われば早期合併症のリスクが大幅に減りますが、ギプスの追加装着をした方が望ましい場合もあります。
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
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