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A-⑨ リスクや合併症、問題点を知らされていなかった・その対処法も教えられていなかった

1.術後リスクを説明しない理由はクリニックによって様々

充分な術後説明がなされない理由は前述のA-②~A-⑧にもあるように時間効率主義、医師の経験値や性格まで様々です。他の理由としては「あまり怖い合併症を説明してしまうと顧客の手術意欲を削ぎ、売上に繋がらない」と考えられていることです。
都合の悪いことを敢えて説明されないのを見抜くことは一般の方にはやはり難しいでしょう。HPで情報公開していないクリニックは要注意ですが、その表現も様々です。

クリニックが術後ケアプランや予後の説明書を交付しているかどうかが重要です。(リスク回避や合併症対策のモノサシ)それによってクリニックが万一の対策をとっているかがある程度伺えます。
カウンセリング時にも想定され得る合併症の種類や程度とその対処法をきちんと説明する医師の方が寧ろ信頼できます。
きちんとしているクリニックではHPのQ&Aでも公開されている筈ですので事前に幾つかチェックしましょう。

2.術後のスケジュールは余裕を持って

安易な説明は安易な術後ケア、合併症悪化に繋がります。それに基づいて貴方がタイトな予定を誤って組んでしまったら、ダウンタイム期間に貴方のお仕事先やご家族に余計な迷惑や心配をかけてしまうことにもなり兼ねません。

正しい予見に基づき、更に余裕をもって術後の予定を組んでから手術に臨まれるのが望ましいでしょう。またダウンタイムを少しでも短くする対処法を訊いておくのも参考になるでしょう。もしも海外で手術を受けられる場合は尚更です。

3.リスク説明時の「言い回し」に要注意

「絶対大丈夫」「万一にも起こらない」「1万人に一人の割合」というような表現で説明される場合は要注意です。また、「安全」と謳っている広告は何と比較して「安全」なのでしょうか。
多くのクリニックは「医療事故」という言葉をほぼ「死亡事故」という認識で捉えていますが、入院が必要な程の合併症や後遺障害でも「医療事故ではない」と認識されている様です。
医院側で「合併症」と説明しても貴方は「失敗」と受取るかも知れません。「失敗」と思い込んで修復してもらえる機会を放棄される方もいらっしゃいますが更に手遅れになるでしょう。

医学用語は難解ですが、言葉の言い回しにもニュアンスや意味の解釈の幅があります。A-①でも指摘した全称命題表現はたった1つの例外でも覆される最も脆い表現です。
「1万人に一人」も実際には「百人に一人」程度かも知れません。「安全」は相対的な意味でよく用いられ、比較対象が何であるかが重要です。
例えば顔の脂肪吸引手術はフェイスリフト手術よりも安全と言えますが、プチ整形よりは比較的高リスクです。合併症の修復や改善が可能なものなら、後遺障害にならない内に積極的に治療してもらいましょう

4.術後リスクが発生した場合の対処法

万一高熱や出血、腫れや痛みの増加などが生じて術後に電話で問合せしても、医師でない受付スタッフからの「自宅で冷やすか安静にして様子を見て下さい」と即答されたなら、それはマニュアル回答でしかなく素直に訊いてはいけません。

医師でさえ診察をしなければ詳細な情報は判らないのです。症状をできるだけ詳細に伝えて必ず手術担当医師に連絡を取ってもらうか、夜間等で連絡が取れない場合はご自分の予定があったとしても最優先で診察の予約を取るようにしましょう。

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