立派な肩書=技術のある医師とは限らない
医師の経験値や勤続年数も確かに重要ですが、何に対しての経験値・経歴なのかが重要です。「教授」や「専門医」の肩書に至っては、個別の技術に階級やステータスがついている訳ではありません。例えば形成専門医の先生方は切開や切除、骨削りなどの深部に到達する手術分野においては、奇形や外傷を伝統的技術で治療に当たってきたという自負がありプライドも高く、美容医療界を上から見下ろしている風潮がしばしば見受けられますが、却ってそれが技術進化の妨げになっています。上眼瞼の全切開や鼻のOPEN法しか修得していない形成外科医が(リスクの高い従来法の)症例数ばかり多くても、その傷跡を再切開以外の方法で治す手段すら持ち合わせていないことにこそ、進化停滞の一端が垣間見えるのです。
有名クリニックの術後修正を当院で行った3症例を紹介
症例①
症例情報 21歳 女性 |
他院手術歴 21歳時:瞼形成・プチ整形専門(東京・大阪展開)クリニックで涙袋ヒアルロン酸注入&埋没法(3点留め) |
受診前経緯 瞼形成専門医院で3点固定法を勧められて手術を受けたが、 二重ラインに角ができて眼(睫毛)の形も三角形になってしまい、却って目の開きが小さくなってしまった。 |
御希望 左右差があり、ラインの形も平行型になっていないので皮膚を切除せずに改善したい。 |
施術法 1回目:目尻切開 2回目:埋没新挙筋法2針4点+上眼瞼マイクロ切開脱脂 |
症例②
症例情報 21歳 女性 |
他院手術歴 20歳時:ボディーデザイン専門(東京・大阪等全国展開)クリニックにてコンデンスリッチ豊胸術 |
受診前経緯 他院でコンデンスリッチ(脂肪幹細胞)豊胸手術を受けたら、特に右側のバストの形がおかしくなり、バストの中にもしこりができてしまった。 肝心なバストサイズが殆ど変わらなかった。 |
御希望 他院で失敗した豊胸術を修正すると同時に、コンデンスリッチ法で殆ど変わらなかったバストサイズを更にアップさせたい。右胸が引き攣れていて姿勢が真直ぐにならないのも治せるのなら治したい。 |
施術法 VASER最新型超音波根こそぎ吸引(肋骨上部+側胸部)+バストのしこり治療・引き攣れ解除 吸引量:肋骨上部+側胸部(右650ml 左650ml) 背部(右1000ml 左1000ml) |
症例③
症例情報 30歳 女性 |
他院手術歴 21歳時:大阪の瞼形成専門有名クリニックにて両側埋没法(瞼板法2点固定) 27歳時:大阪の瞼形成専門有名クリニックにて再度、両側 埋没法(瞼板法2点固定) 30歳時:上記とは別のクリニックで目尻切開 |
受診前経緯 以前他院で受けた埋没法が変に食い込んで特に右側の目の開きが却って悪くなった。 |
御希望 先ず目の大きさを大きくしたい。特に右側の目の横幅を広げ開眼度も改善させたい。 可能なら腫れぼったい瞼も解消して目の開閉を楽にしたい。左右差も治してもらいたい。 |
施術法 1回目:右側のみ目尻切開 2回目:新挙筋法2針4点(右眼)+上眼瞼マイクロ切開脱脂(右眼) 3回目:新挙筋法2針4点(左眼)+上眼瞼マイクロ切開脱脂(左眼)+目尻切開(左眼) 4回目:両側目頭切開 |