症例① 26歳 女性

他院手術歴 20歳時(2010年10月)大手全国系列美容整形医院にて I 型シリコンプロテーゼを挿入された。 |
希望デザイン 挿入されたプロテーゼの下の端あたりが段差になっている(突出しそうで怖い)のを滑らかに真直ぐにして改善しつつ、ダンゴ鼻を細くして鼻尖部を高くしたい。 |
方法 完全CLOSE式 他院プロテーゼ抜去 & 鼻尖軟骨トリミング切除 & 鼻尖軟骨再移植 TYPEⅡ & Sure Derm 挿入術(鼻背) |
Dr.コメント 2016年4月に完全CLOSE式で手術をした症例です。典型的な下垂型ダンゴ鼻タイプの方ですが、I 型シリコンプロテーゼの下縁断端(※)が浮き出ていた問題と、シリコン抜去と鼻尖軟骨をトリミング除去した際に菲薄化した(※)の部位のデッドスペースを如何に鼻背から連続させながら陥没を予防させるかというのがこの手術のポイントでした。加えて鼻尖部の細さと適度なアップノーズを得るため、採取した鼻尖軟骨を鼻尖の(デザイン黒色部)に再移植して補強し、シリコン抜去後の鼻スジも美しく仕上げるため(デザイン緑色部)に人工真皮(Sure Derm)を置換しました。人工真皮は6~12ヶ月程度で生着が安定します。この方は10.5ヶ月後にも経過診察にお越しになられましたが、術後の余分な線維化もかなり減少し、仕上がりがご本人様の理想通りだったため経過良好にて終診となりました。特に下垂型ダンゴ鼻タイプの場合、他院でよく見られる「OPEN法鼻尖形成」術の余計な「足し算」のみの手術では、状態を悪化させるだけでしょう。適度な「引き算」技術も問われます。 |
症例② 26歳 女性

他院手術歴:鼻の形成歴なし |
希望デザイン 鼻根部にも少しだけ高さが欲しい。鼻先は少しアップノーズにしたいが鼻の穴は見えない様にしたい。 アグラ鼻の様な鼻翼の上の括れは浅くして鼻先は細くしたい。 |
方法 完全CLOSE式 鼻尖軟骨トリミング切除 & 鼻尖軟骨再移植 TYPE Ⅳ & Sure Derm 挿入術(両鼻翼上部+鼻根~鼻背) |
Dr.コメント 2017年8月に完全CLOSE式で手術をした症例です。下垂型ダンゴ鼻に加えて、両鼻翼上部のクビレの形状と鼻翼の膨らみ加減がアグラ鼻(胡坐をかいた人を後ろから見たような形状)タイプであったため、鼻翼の形状に対しては鼻尖軟骨トリミング除去だけではそのクビレを更に顕在化させてしまう恐れがありました。従って元の鼻の形態を充分考慮しながら、御本人様の御希望を全て同時に叶えるための工夫をしなければならないことがこの手術のポイントでした。更に鼻スジの形成に対しては一枚の人工真皮(Sure Derm)を挿入するだけでは鼻骨縁を境にした凹凸が完全に真直ぐにならないことも予想されたので、トリミング除去した鼻尖軟骨で平坦化させた上層に人工真皮(Sure Derm)でカバーするハイブリッド手法を採用しました。真皮側に親和性がある人工真皮と移植後にあまり減らない鼻尖軟骨の双方の利点を活かした形成です。尚、鼻翼上部のクビレ部に対しては人工真皮を適切なサイズで挿入して鼻翼の滑らかで自然な形状を創りつつ小鼻も同時に縮小させています。 |
症例③ 39歳 女性

他院手術歴 28歳時(2007年) 形成専門医院 A にてOPEN法により耳介軟骨移植(鼻尖形成)術を受ける。 35歳時(2014年11月) 形成専門医院 Aにて外側切除式の鼻翼縮小術をされる。 36歳時(2015年3月) 鼻形成で有名な全国展開美容整形医院 B にてOPEN法により、保存ブタ軟骨を用いて鼻中隔延長術と鼻尖再形成術(医院 A の移植軟骨片の大きさと位置を変更)を受ける。 38歳時(2017年10月) 医院 B にて I 型プロテーゼを挿入される。 |
希望デザイン 人工物(シリコン)や自身または異種動物の軟骨を使っても不自然に硬くて鼻筋が凸凹したり満足する結果にならなかった。今回は硬くて不自然な鼻を治しながらついでに鼻尖部は自然にカーブさせながら少し細く高くしたい。鼻中隔を下降させて人中を短くし、小鼻(鼻翼)の肉厚も少し細くしてクビレを浅くさせたい。 |
方法 1回目:完全CLOSE式 壊死ブタ軟骨除去 & 結紮糸除去 & 鼻尖軟骨トリミング切除 & 鼻尖部にSure Derm 挿入術 2回目:完全CLOSE式 シリコンプロテーゼ抜去& Sure Derm 挿入術(鼻根~鼻背+鼻柱根部形成) 3回目:完全CLOSE式 鼻尖残存軟部組織除去 & 両側鼻骨端骨棘ハンプ & Sure Derm 追加挿入術(隆鼻+鼻中隔+左鼻孔縁)& 鼻中隔延長術(切らない人中短縮術・鼻柱根部にSure Derm 挿入) |
Dr.コメント 2018年3月に1回目、2022年3月に2回目、2023年4月に3回目の手術をした症例です。(DESIGNは3回目(上)と2回目(下)の手術時のものです。)1回目は当初、採取した鼻尖軟骨をTYPEⅢの位置に再挿入することも選択肢にありましたが、移植されていたブタ軟骨が一部壊死して粉砕されていたため、可及的除去を試みたものの真皮の一部が欠損していたため、術中御本人様に確認して人工真皮置換術を採用しました。2回目の手術ではシリコンを抜去して主に鼻背に置換し、3回目の手術ではやや下垂気味の鼻尖内の残存軟部組織をトリミング除去しながら少しだけ UP NOSEにしつつ鼻柱根部にも人工真皮を挿入して、御希望通りに人中短縮も兼ねたデザインで施術しました。その際、両側の鼻骨端の骨棘もハンプ方式で削り細く整えています。全3回の中で重複して人工真皮を挿入しているのは鼻背と鼻柱(根部)のみですが、特殊な方法とデザインで鼻柱根部を起こし上げて拡張・形成することによって実は、表面に傷をつけずに人中を短縮させることができるのです。 |
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