【無料カウンセリング予約】 TEL:0120-454-902(受付時間 9:00-21:00)

下垂バストの新治療①「切除不要な軽度下垂バスト改善(VASER超音波下垂バスト改善術)」番外編

症例① 28歳 女性 58.0kg

下垂バスト改善術1-1
下垂バスト改善術1-2
他院手術歴:なし
授乳歴:なし
希望デザイン
成長するにつれて、下垂したバストがずっとコンプレックスだったので改善したい。
方法
下垂バスト改善術(VASER超音波下垂改善モード:両側バスト上部&デコルテ)
吸引量:右 150ml 左 175ml
バストサイズ
OP前 T: 87.0cm U:75.0cm(A cup)→ OP後(1M1W)T:90.0cm U:73.0cm(C cup)
Dr.コメント
この症例の場合、現状の乳房の重量が重いというよりは、過去の体重増減等で乳房上部の皮膚伸展が進行したことによる下垂であったため、本法の適応となりました。つまり、乳房のボリューム減量が主体でなく乳房上部の伸展された皮膚(デザイン部)を、VASER超音波モードで収縮させることに主眼を置いた技法を用いました。
バストが下垂する原因や程度には個体差があるため、モード設定と超音波出力、手術対象範囲に加えて浅層から深層のどの深さまで施すか、吸引するならどの程度減量するのかを個別に選択して方針を決定します。

下垂バスト改善目的の従来法とは?
(現在ではハイリスクのためNG手術も)

  1. マンマリダクション
    この方法は、感染壊死神経麻痺凸凹などのリスクが高く、傷跡も生涯目立ちます
  2. シリコンバッグ挿入
    不適合(ミスマッチ)手術も近年多く見られるようになってきました。それでは却って下垂を増悪させてしまいます。
  3. フェザー糸リフト
    引き攣れ凸凹が起こりやすく、下垂の再発率が高いという欠点があるため主流ではありません。
  4. レーザー治療(スキンタイトニング)
    効果持続が半永久的ではなくスライドアップ効果は得られません。線維性蛋白質の代謝寿命が約1年であるからです。
  5. (外輪切除式)乳輪縮小術
    乳輪外周が(ワッペンシールを貼った様な)顕著な傷跡が残るため、別の問題を生じます。

※詳細の情報や具体例は、下記をご参照下さい

症例② 39歳 女性 54.0kg

下垂バスト改善術2-1
下垂バスト改善術2-2
他院手術歴:38歳時 悪性甲状腺腫全摘出術
授乳歴:あり 2人出産
希望デザイン
豊胸術をするには予算がオーバーだったので、左側だけ下垂したバストを改善したい。
方法
下垂バスト改善術(VASER超音波下垂改善モード:左側バスト上部&デコルテ&側胸部)
吸引量:左 30ml
バストサイズ
OP前 T: 83.1cm U:72.7cm(A cup)→ OP後(1M)T:84.8cm U:72.7cm(A cup)
Dr.コメント
この症例は左側のみに症例①と同様の術式を選択して下垂を改善した方ですが、減量の程度は更に軽度で済んでいます。
減量しすぎても、乳房の自然な膨らみまで毀損してしまうことになるため、右側のバストの高さや形と釣り合いが取れる様にするには、必要以上にやり過ぎないことも重要な方針です。
結果的に術後の方がバストトップサイズが少しUPしています。僅かですが、左乳房が上方だけでなく前方にボリューム復元ができている証左ですね。

切除(マンマリダクション)不要な下垂バスト改善(VASER超音波下垂バスト改善)術

VASER超音波 下垂バスト改善術
(手術範囲には適応ごとにデコルテ・乳房上部・乳腺下・側胸部・皮下脂肪層などの部位があります)

大別して「乳房皮膚の過剰伸展型」と「肥大乳房型」または「混合型(肥大乳房&皮膚過剰伸展)」に分類して術式の適応を見極めます。

VASER超音波モードを応用すれば、肥大や混合型には乳腺下層の脂肪重量を(乳房の形状を美しく保ったまま)減量することができ、上記何れの型の場合でも乳房の過伸展皮膚を均一に縮めながら層をずらして半永久的にスライドアップリフトさせることも可能です。

「乳房皮膚の過剰伸展型」には、 VASER超音波モードを用いて主に上記タイトニング効果(過伸展皮膚を均一に縮めること)を企図し、ボリュームは減量しません。どの部位を縮めるかのオーダーメイドデザインを施して乳房を形よく再形成することが可能です。

意外だと思われるかも知れませんが、この術式で下垂バストをリフトアップするとカップ数もアップすることが多いのが特徴です。尚、これら一連の技術は、当院が2009年に独自開発したオリジナル手術で他院にはございません。

症例③ 51歳 女性 58.3㎏

下垂バスト改善術3-1
下垂バスト改善術3-2
他院手術歴:26歳時 マンマリダクション&タミータック
授乳歴:あり
希望デザイン
少し垂れ気味のバストを形よくして、ボリュームの左右差も改善したい。
方法
下垂バスト改善術(VASER超音波下垂改善モード:両側バスト上部&デコルテ&側胸部一部)
吸引量
右:150ml 左:175ml
バストサイズ
OP前 T: 95.0.1cm U:79.5cm(C cup)→ OP後(3M)T:94.5cm U:78.0cm(C cup)
Dr.コメント
この症例は、25年前に1度マンマリダクションを経験されていた方で、右側よりも左側がやや下垂ぎみでした。
デザイン時の写真の方が分かり易いですが、右側がやや丸みがあるのに対して左側が扁平気味な乳房の形の左右差も改善希望でした。両側共に乳頭の向きも上向きにしつつ、意識して敢えて乳輪サイズも縮めています。
更に、25年前の瘢痕の引き攣れも解除させるためにこの方のご要望に合わせ、特に浅層に超音波の出力調整や時間を配分して滑らかで丸い形に仕上げています。
脂肪吸引のリスク・問題点・合併症とそれらの対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には線維化解除等で治します。
2.ごく稀な合併症
  • 内出血、血種、漿液貯留、感染(化膿)、シコリなどに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防し、万一発症の際は治療します。
  • 乳房の感覚鈍麻があったとしても殆どが一時的な症状で、通常週単位で回復してきます。
  • 感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前後数週間:ピルの服用
  • 術前夜:アルコールを控えて下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用の是非をご確認しておいて下さい。
  • 術後7日間:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動・ブラジャーの締付け・うつ伏せ (シャワーは翌日から可能です)等。
  • 術後2~3週間:激しい運動、マッサージや殴打等。
  • 術後数ヶ月以上経過してもピルの服用 and / or マンモグラフィー検査で(非癌性ですが)シコリになることが稀にございます。
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後7日間×24時間はバストの特殊な圧迫(サポーターやテーピング等)の装着必須期間があります。
  • 通常、7日後の抜糸が終われば早期合併症のリスクが大幅に減りますが、圧迫下着の追加装着をした方が望ましい場合もあります。
  • 手術後当日ご帰宅後 15分毎にクーリング(冷却) と安静。嘔気がなければ軽食から開始して下さい。
  • 術後3ヶ月間に最低月1回の診察と補正下着の装着
タイトルとURLをコピーしました