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「バストのボリュームが少ない下垂タイプ(中等度以下)の方のための完全オーダーメイドデザイン豊胸術」生体内再生豊胸術 番外編

バストの下垂が著明なタイプの方へ

下垂バストの原因は、急激な体重減少や授乳、F cup以上の巨乳であることや皮膚が薄くて柔らかいことなど様々ありますが、原因以上に程度と形状はもっと千差万別です。「美しいバスト」である条件(※)の一つに、「下垂やシワがないこと」があります。しかしながら乳房は本来、乳幼児に授乳するための臓器でもあり、機能重視であるなら多少の下垂も「役割を充分に全うしたのだから」と容認範囲ならOKですが、ここでは「もしも同じ豊胸術をするなら」という仮定で重要なポイントを述べておきます。

(※)「美しいバスト」である条件については、当サイト別記事「徹底比較!豊胸手術の方法5選!理想のバストを手に入れるために知っておかなければならないこと!」をご参照下さい。

  1. 先ず、マンマリダクション(乳房切除法)には縫合不全・壊死・感染・目立つ瘢痕・不自然な乳輪形状・授乳機能の損傷・左右差・凸凹した乳房等の多種多様なリスクがあり、どれも治し難い合併症で後遺障害になり得ます。1922年Thorekが乳房縮小術を発表して以来、確かに1989年のGoes法に至るまで世界中の形成外科医や乳腺外科医がデザインや切除法に改良を加えてきましたが、どの方法も上記の合併症が未解決です。
     
  2. シリコンバッグや異物ではどんな名医でも下垂バストの改善が難しいことを知っておきましょう。バッグは一般的に乳腺または大胸筋の底側に挿入されるため、横から見ると例えば富士山の5合目より下に相当します。ご自身の乳腺は5合目より上側に相当します。その上側の乳腺部がバッグの上を滑り落ちる様な形でサンタクロースの帽子のような形状になることもございます。軽度~ボリューム充填で美しくなりそうな中等度の下垂は自己組織の注入、ボリュームがある中等度以上の下垂に対して、当院には中等度以上の下垂バストに対して、切除しない治療法がございます。
    詳しくはこちらをご覧ください(Kunoクリニック 下垂バスト改善専門サイト)
     
  3. 概ねの方向性ですが、下記の様な最先端技術での下垂改善により、上記の様なハイリスクや失敗を避けることができます。
    ・軽度下垂~乳房ボリュームの少ない中等度下垂なら、再生豊胸手術
    ・乳房ボリュームの多く重い中等度下垂~高度下垂なら、VASER超音波下垂改善術

症例① 42歳 女性 授乳歴なし 46.0㎏
※体重が最近10㎏程減少した症例

豊胸&下垂バスト改善01正面
豊胸&下垂バスト改善01横向き
他院手術歴:なし
希望デザイン
下垂した胸を改善したい。骨ばっているデコルテも左右差もできれば改善して欲しい。
方法
フルセット注入(注入量:右・325ml 左・340ml)
バストサイズ:OP前 T:77.5㎝ U:65.8㎝ A cup → OP後(3M)T:88.7㎝ U:65.1cm F cup
DR.コメント
この記事では敢えて注入直後の写真を御提示しましたのは、個別のオーダーメイドデザイン注入がどの様にされているのかをご覧頂くと同時に、従来の第二世代である脂肪幹細胞注入の生着率が低かったのかも合わせて供覧頂けるものと考えたからです。この症例は2008年1月(開業2ヶ月後)に当院で初回手術を行った方です。当時の当院の技術はまだ再生豊胸術も試行錯誤中であった頃でした。従って生着率はまだ発展途上であることを考慮に入れて下さい。しかしながら注入技術に関しては、それ迄約6年間の修行を積んでいましたので「下垂をリフトアップさせるためのデザイン注入」「左右差を改善させるためのデザイン注入」を、この方に適合した術式で施しております。生着率は現在の技術に劣るものの、(特に左側の)リフトアップと左右差改善に関しては、術前のイメージ通りにできていると思います。皮膚伸展が良かったため実は生着安定後のカップ数も1回の手術で4cupもUPしています。尚、第四世代の新技術で高度な生着率を誇る施術の詳細は、下記リンク先をご参照下さい。

下垂バストを改善させる方法(手術)選びのポイント

  • 自分自身のバストの大きさや形を観察して、どんなタイプの左右差があるかを口頭で述べられるようにしておきましょう
  • 様々な美容医院の中で、自分のバストタイプに近い症例写真や実績を見つけましょう
  • その症例をどの医師が担当したのかまで調べるか、カウンセリング時に指名しましょう
  • 症例が見つからなければ実際にカウンセリングに赴き、ご自身の身体でシミュレーションを徹底してもらいましょう
  • シリコンバッグや異物では下垂バストの改善が難しいことを知っておきましょう
  • マンマリダクションには縫合不全・壊死・感染・目立つ瘢痕・不自然な乳輪形状・授乳機能の損傷・左右差・凸凹した乳房等の多種多様なリスクがあり、どれも治し難い合併症で後遺障害になり得ます
  • 乳房下垂には個体差や様々な原因があります。マンマリダクションをせずに下垂を改善するには豊胸のあらゆる技術を集結しなければできない程の高等技術ですので、完全にオーダーメイド手術をしてくれるところを選んで下さい

症例② 48歳 女性 授乳歴なし 58.5㎏

豊胸&下垂バスト改善02正面
豊胸&下垂バスト改善02横向き
他院手術歴:なし
希望デザイン
下垂してVolume UPしたい。人工物ではなくて自己組織で豊胸したい。
方法
フルセット注入(注入量:右 352cc 左 352cc)
バストサイズ:OP前 T:79.7㎝ U:74.1㎝ AAA cup → OP後(3M)T:84.8㎝ U:73.8cm A cup
DR.コメント
この症例は2010年8月に当院で初回手術を行った方です。この方のご予算やご希望により、フルプレミアム抜きのフルセット注入(脂肪・幹細胞・線維芽細胞等の自己組織のみ)を致しましたが、術後の生着維持療法もされないまま2ヶ月経過していたため生着率が思う程伸びなかった症例です。術後の生着維持療法は、過去全症例のDATAが示す通り、同じするなら生着率グラフの減衰曲線でいちばん急勾配で下がるタイミングである術後4週間後前後(1ヶ月後)が最も望ましいでしょう。このタイミングで生着維持療法をすれば過去全症例の平均で2ヶ月後のバストサイズは殆ど変化せず、2ヶ月後にも2回目の生着維持療法をすれば、同様の当院平均DATAではバストサイズがV字回復してUPしています。 維持療法を受けたとしても生着率に悪影響する他の要因は、術前からの異物残存(豊胸歴のある方)や術後早期の血種、生着が安定する術後3ヶ月の間に大幅な体重減少や下痢、栄養不足や偏り、過度な大胸筋の筋トレ、喫煙のしすぎやピル・豊胸サプリの服用などが挙げられます。

再生豊胸術 生着率 UP/DOWN に影響を与える要因

再生豊胸後の生着率に悪い影響を与えるファクター 例
  • フラットタイプのバスト
  • 下垂タイプのバスト
  • 術前後のピル・豊胸サプリの服用、女性ホルモン治療
  • 喫煙や過度の筋トレ
  • 下着による過剰圧迫
  • 術後低栄養または持続的下痢や体重減少
  • 術後血種やシコリの発症
  • 異物やフィラーの残存
  • 授乳歴なし 等

上記要因以外に勿論、術者の手術手技による要素も大きく、例えば他院の「再生医療による豊胸」や「コンデンスリッチ方式」では、吸引脂肪から幹細胞を分離しなければならないとの観点から繊維溶解酵素のコラゲナーゼを混和し、吸引脂肪ごと高回転の遠心分離機にかけて、脂肪幹細胞や自己組織の濃度を高めることに腐心するあまり、却って人工的に吸引脂肪や脂肪幹細胞を破壊し、自然配合比率でない細胞の偏りを生じせしめ、結果的に低生着率のジレンマに陥っています。最も大きな相違は、他院では術後の生着維持療法(当院発祥技術)を全くなされておらず、注入された脂肪幹細胞が術後勝手に増えてくれると誤った認識のままでいることです。

事実、当院では他院の再生医療(幹細胞)豊胸を謳う医院の術後修正手術も多く、他院手術で発症したしこりの治療からしなければならないケースも少なくありません。同時に、左右差改善や谷間形成、神経損傷の回復や残存被膜の治療等、同時に解決しなければならない問題点が多く見受けられます。

一方で最近では凍結保存や分化誘導剤による体外培養をするところもでてきていますが、更に大きな問題点を孕んでいると当院では考えています。凍結保存は高いコストの割に、細胞の鮮度と質、生存率が下がります。そしてそれを補おうとして更に高いコストをかけて分化誘導剤や体外培養液に浸す発想が出てきていますが、(モルモットや試験管内の実験でエビデンスが仮にあったとしても)、モノクローナルに増殖した細胞が乳房内で正常で自然な組織を形成するのか、つまり脂肪細胞・血管内皮細胞・線維芽細胞・細胞間質・毛細血管・Scaffold等のミクロレベルの役割を担う各細胞が自然分布の組織を構成するのか、使用する分化誘導剤が混入されたまま豊胸で乳房内に注入されると、浸透して乳腺に作用し発癌性をもたらさないか、癌化せずともシコリが発症したり細胞の疲弊や老化が進行しすぎないかという問題があり、未知のリスクを伴う壮大な人体実験になるのではないのかと考えざるを得ないのです。少なくとも、私の身内に対しては絶対に勧めません。

症例③ 37歳 女性 授乳歴あり 54.6kg

豊胸&下垂バスト改善03正面
豊胸&下垂バスト改善03横向き
他院手術歴:なし
希望デザイン
シリコンバッグやプチ豊胸以外での豊胸術を希望。
方法
1回目:プレミアム脂肪注入(注入量:右 316ml 左 300ml)
2回目:プレミアム脂肪注入(注入量:右 376ml 左 340ml)
バストサイズ:OP前 T:76.5㎝ U:69.0㎝ AAAcup → OP後(3Y2M)T:83.7㎝ U:70.5㎝ B cup
DR.コメント
この症例は2009年5月に当院で初回手術を行った方です。下垂の程度に左右差があり、症例①と同様に「下垂をリフトアップさせるためのデザイン注入」「左右差を改善させるためのデザイン注入」を、この方に適合した術式で施しております。直後の写真は2回目の手術時のもので、左右それぞれの皮膚の伸展度に合わせた結果、左右異なる注入量となっています。ご本人様のご希望により、当初はプレミアムだけを加えた脂肪注入を行いましたが、術後の生着維持療法よりも2回目の手術を17ヶ月後に予定しておりました。AFTER写真は2回目の手術の更に7ヶ月後の写真です。当時はまだ再生医療や脂肪幹細胞の認知度が低くて1度の高額な手術よりも口コミ等で2回の脂肪注入の方がコストに見合うと考えられたのかも知れません。しかしやはり第二世代の脂肪注入技術ですので、濃縮脂肪幹細胞(コンデンスリッチ)も伴わず生着率は今一つですが、2回の手術でAAAcup→Bcupへと3cupの効果があり当時の技法では平均的な結果です。維持療法は1ヶ月後に1回のみでした。
再生(脂肪幹細胞生体内増殖)豊胸術のリスク・問題点・合併症とその対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで
  • アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には線維化解除等で治します。
2.ごく稀な合併症
  • 内出血、血種、漿液貯留、感染(化膿)、注入脂肪の壊死やシコリなどに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
  • 乳房の感覚鈍麻があったとしても殆どが一時的な症状で、通常週単位で回復してきます。
  • 感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間~数ヶ月、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前後数週間:ピルの服用
  • 術前夜:アルコールを控えて下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用の是非をご確認しておいて下さい。
  • 術後7日間:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動・ブラジャーの締付け・うつ伏せ (シャワーは翌日から可能です)等。
  • 術後2~3週間:激しい運動、マッサージや殴打等。
  • 尚、術後数ヶ月以上経過してもピルの服用 and / or マンモグラフィー検査で(非癌性ですが)シコリになることが稀にございます。
4.術後の必須事項またはした方がいいこと
  • 術後7日間×24時間は脂肪吸引部位の圧迫下着(サポーターやストッキング等)の装着必須期間があります。
  • 通常、7日後の抜糸が終われば早期合併症のリスクが大幅に減りますが、圧迫下着の追加装着をした方が望ましい場合もあります。
  • 手術後当日ご帰宅後  15分毎にクーリング(冷却) と安静。嘔気がなければ軽食から開始して下さい。
  • 術後3ヶ月間に最低月1回の診察と(特に1ヶ月目と2ヶ月目の)生着維持療法
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