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脂肪吸引「臀部・大腿後面 ヒップライン形成」編

簡単な様に見えて実は難しいヒップライン形成

VASERライセンス取得者であっても、臀部や大腿の脂肪吸引では陥りやすいピットホールがいくつも存在しています。

先ず、臀部の筋肉や脂肪のつき具合とタルミや陥凹程度の個体差が千差万別であることです。ヒップライン、セルライトの有無、皮膚の厚みや柔らかさと下垂の程度、腰部や大腿との形状のバランス、筋肉量とその動き、そしてご本人様がどの様な形状をご希望されているのか、あらゆるファクターを全て計算にいれて彫刻と彫像するかの如く、十全な機能と最大限の美しさを引き出さなければならないからです。

下臀部と上臀部の脂肪のつき方にもグラデーションがあり、特に外側の陥凹部やヒップライン周囲の過剰吸引をされてしまえば、すぐに凸凹になってしまいます。或いはヒップラインそのものが消失してしまうことも、ダブルヒップラインやトリプルヒップラインになることも別の左右差や枝分かれ線等が出現することもあります。

手術時は筋肉の動きを弛緩させて行いますが、術後の腫れがひいて皮下組織が筋膜にうまく癒着してから大腿四頭筋や大臀筋の動きに連動した仕上がりの結果が判明するため、術者はそこまで先読みをしながらの吸引をしなければなりません。また下臀部中央付近の脂肪吸引に際して、坐骨神経痛が生じない程度にクッションとしての脂肪を残さなければなりません。

症例① 23歳 女性 51.0kg 体脂肪率22.2%

脂肪吸引ヒップライン形成症例01
他院手術歴:なし
希望デザイン
外モモが張り出していてヒップラインも浅いので、標準的な体型にしたい。この周辺に肉が付きやすいのをリバウンドしない様にしてもらいたい。
方法
VASER最新型通常吸引(大腿後面)+バストフルプレミアム☆フルセット注入
吸引量:右760ml 左760ml
Dr.コメント
2013年当院にてVASER超音波モードを用いなくとも、通常モードを駆使して臀部から大腿外側の張り出しや浅いヒップラインをご希望通り改善しました。同時に再生豊胸もご希望されていましたので、大腿後面の脂肪だけで充分な量の脂肪が採取されて21ヶ月後も2cup以上のバストアップを維持できていました。ラ・フランス体型を改善し、大腿よりもヒップのサイズが大きい肢体に仕上がるようなデザイン吸引を施しました。大腿後面の吸引手術だけなら、実質1時間程度で終了します。

臀部や大腿の脂肪吸引で事前に名医を見抜くポイントは?

元々大腿後面と臀部はフィジカルに連続している部位ではありますが、ヒップラインを境界として立体的な構造が変化している部位でもあります。大抵、傷跡が目立たないヒップライン上に吸引孔を1カ所に設けて上下で異なる立体イメージに基づく吸引をしなければならない箇所ですが、この両部位に跨る脂肪吸引で他院にて失敗される典型的なパターンとして幾つかの共通要因がございます。

❶吸引孔の痕跡(傷跡)が適切な位置に付けられていないこと
❷術者と御本人様との間で術前に充分な打合せがなされていなかったこと
❸術前にオーダーメイドデザインがなされていなかったこと
❹術中や術直後の確認がなされていなかったこと
❺術後の圧迫固定が不十分だったこと

などが挙げられます。これらの事実は全て御本人様達からの聴収で判明していることですが、同時にカウンセリング時にご本人様による予測が困難なことでもあります。手術直前に気付いても「まな板の上のコイ」状態になってしまうので、その様な失敗を避けるためにはせめて

①カウンセリング時に貴方自身の身体で診察を受けること
②具体的にどの様な修正技術で手術を予定されるのかを尋ねることと
③術者による過去の似た症例の実績を幾つか見せてもらうことまでは最低限しておかなければなりません。
④2ndや3rdオピニオンを求めて複数の医院に出向くことをお勧めします。
実際に当院で手術を決断された方の多くが、そうされていました。

症例② 36歳 女性 54.3kg 体脂肪率22.4%

脂肪吸引ヒップライン形成症例02
他院手術歴:なし
希望デザイン
身体のバランスを良くして自信をつけるため。後ろから見たズンドウな下半身にヒップラインの境界線をつけてメリハリをつけたい。
方法
VASER VentX通常吸引(大腿裏)+バストプレミアム☆フルセット注入
吸引量:右800ml 左800ml 
Dr.コメント
2013年当院にてVASER通常モードを駆使して、豊胸のための脂肪や脂肪幹細胞等の自己組織を採取する目的に吸引する際、ついでに下臀部から大腿外側にかけて連続する不均一な皮下脂肪をトリミングすることに、ご本人様の御希望と完全に一致しました。生まれつきの疾患や肉付け、または(拒食と過食を繰り返すなどの)後天的な理由でセルライトが悪化する延長線上に、この様なメインヒップラインの消失という事態が生じるのかも知れませんが、大臀筋と大腿四頭筋は埋もれてはいるものの必ずその生理的境界線が存在している筈ですので、天然に耳を傾けるが如く適切な吸引をすれば本来なるべくしてなる位置に自然なヒップラインが出現してきます。

臀部の陥凹やタルミ、不自然なヒップラインをどうやって治すのか?

臀部外側の陥凹が軽度なら、臀部Superficialの脂肪層に超音波を満遍なく施して浅層剥離し、下臀部の余分なIntermediateやDeep層の脂肪をグラデーション吸引して下臀部のタルミをうまくスライドアップさせながら陥凹部に収納すれば、脂肪などの注入が不要であることもあります。

しかし、臀部外側に中等度以上の陥凹やタルミがあった場合には、左右差も計算に入れながら注入を要することがあります。この際に注意すべき点は剥離層に脂肪を注入してしまえば吸引した筈の下臀部層へと流れてしまうことがあるということです。一方、浅層剥離に際しても超音波をかけすぎてしまうと今度は癒着による引き攣れや陥凹、不自然なヒップラインが却って出現してしまう等の加減の難しさがあります。

これは他のVASERライセンス保有者も(Alfredo Hoyos Dr.でさえ受講時に言及していなかったので)知る由もない経験者のノウハウなのです。不自然なヒップラインの修正も、当院では独自の技術を開発し、VASERを使いこなして進化させています。

症例③ 25歳 女性 58.5kg 体脂肪率28.4%

脂肪吸引ヒップライン形成症例03

他院手術歴:なし
希望デザイン
昔から興味があった脂肪吸引を安全に確実に受けたい。
方法
VASER最新型超音波モード根こそぎ吸引(大腿裏+臀部)+通常モード吸引(大腿表)
吸引量:大腿裏(右900ml 左900ml) 臀部(右460ml 左460ml) 大腿表(右900ml 左900ml)
Dr.コメント
2013年当院にてVASER超音波モードと通常モードを敢えて使い分けて、計画的にデザイン吸引を行った方です。別人の様に体型が変わりましたが、同一人物です。超音波モードの適応は大別して、①更に太っている方②皮膚が弛緩しやすくタルミが生じる恐れのある方③ご予算が充分にあり根こそぎ吸引をご希望される方④他院修正、等ですが、この方はタルミ好発部位の臀部に対して引き締め目的と、セルライト好発部位の大腿後面を根こそぎ吸引することが可能な超音波モードを選択されました。1回の手術で廃液を含めて合計4520mlの脂肪が吸引できています。
吸引した脂肪の写真
症例③ 吸引量合計:4520ml

臀部脂肪吸引修正or注入でのNG手術とは?
※ページ最下段 美容整形Dr.選びのNG例とは?に加えて

  1. 診察時に臀部陥凹部の触診 or 皮膚の伸展度をシミュレーションしない
  2. 吸引部の陥凹の原因が、癒着なのか取りすぎなのか判断を間違う
  3. 各人の大腿の動きや大殿筋量を計算に入れたデザインをしない
  4. 吸引された同じ層に大量のヒアルロン酸や脂肪の注入を勧められる
  5. 臀部用シリコン(感染や痛みのリスク高)を挿入することを勧められる/li>

等、上記どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!

臀部の脂肪吸引で失敗されるとこうなります!

当院で臀部の他院脂肪吸引後の修正をした方の中には、左右差が(元よりも)悪化するに留まらず凸凹やタルミ、シワが増えて一気に下垂した方や、水着が着れなくなった方、坐骨神経痛になって治らなかった方、ダブルヒップラインや臀部外側が男性の臀部の様に陥凹が見られた方等がいらっしゃいました。どんなに有名なクリニックでも慎重にDr.を選んで下さい。臀部や大腿の脂肪吸引は、デザイン時からAIの様な正確な予測と4D(3D+動態)で吸引や注入が、完全にオーダーメイドで正確にできなければうまくゆきません。

臀部脂肪吸引のリスク・問題点・合併症とそれらの対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各吸引部位に1~2箇所ずつ直径5~15mm程度の傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月~1年程で目立たなくなります。目立たなくさせるために、7日後の抜糸時より、テーピング約1ヶ月間を施します。
  • ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。
  • レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
  • 血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
  • 数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:飲酒をしないで下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
  • 術後3日~7日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔やクレンジング時の擦過(シャワーは翌日から可能です)。
  • 術後2~3週間:吸引部のマッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後4日間 24時間はテーピング固定必須期間があります。
  • 術後7日間 24時間はストッキングやウエストニッパーなどの装着必須期間があります。
  • その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
  • 通常、7日後の吸引部位の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
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