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受診前に見分ける方法 編 失敗実例⑥【大学病院でも最先端技術とは限りません! 】

「肩書き」のみで担当医を決めてしまうのは要注意

出身大学、大学病院の〇〇形成外科医局在籍、複数の美容整形外科勤務歴、認定医、専門医、どれも貴方の具体的な御希望を実直に叶えるための「技術」とは、実は直接関係がありません。日本人は肩書や白衣に弱い民族だと言われています。しかしながらその医師の実績や本質を見抜くための材料も乏しく、ネットや名刺広告だけでは実態が判り難いのも現状です。HPの症例写真で手術直前のデザインをしない or デザインがオーダーメイドではないことも、紋切型かどうか見分けるポイントの一つになるでしょう。ご自分のお悩みや症状との類似症例を見つけることも参考になる筈です。固定観念をできるだけ排除してネット等の偽プロモーション情報にもフィルターをかけて、真贋を見抜く眼を養って下さい。

大学病院で治療効果がなかった方や、治療を断られた方へ当院が修正した3症例を紹介

症例①
症例情報
43歳 女性
※28歳時:感染によるBell麻痺で眼瞼下垂発症
他院手術歴:なし
Bell麻痺治療歴:あり
某私立有名大学病院にて治療されるも、眼瞼下垂に関しては神経麻痺に分類されるので治療できないと言われる
御希望
眼瞼下垂の治療と開眼度の左右差の改善、タルミ・くぼみの改善
施術法
両側:上眼瞼マイクロ切開脱脂術+埋没新挙筋法2針4点
Dr.コメント

28歳時、居酒屋でアルバイトに忙殺されていた折、たまたま不潔な手で目を擦ってしまって毎日疲労困憊で自己ケアする間もなく、気づけば両瞼とも眼瞼下垂になっていた症例です。眼科診療も手遅れと言われて約15年間諦めていた様ですが、瞬きができている以上、神経や筋肉の異常がないと判断して、挙筋腱膜の挙上をアシストするために上記手術の充分な適応だと診断してその通りに手術をしました。

症例②
症例情報
48歳 女性
他院手術歴
39歳時:子宮体癌 広汎全摘
45歳時:右下肢全体に徐々に浮腫の出現
46歳時:日本トップクラス有名私立大学医学部付属病院にてマイクロサージェリーによるLVA(リンパ管静脈感吻合術)
御希望
LVA術後の夏は仕事が忙しかったせいか、急激に浮腫が進行しかなり精神的にも厳しい状況だった。リンパ浮腫の完治が見込めると知り受けてみようと思った。
施術法
リンパ浮腫VASER2.0超音波通常吸引(右大腿・右下腿)
吸引量
大腿表(右2230ml)
大腿裏(右1100ml)
ふくらはぎ~足首(右745ml)
足首~踝より下(右20ml)
足背部(右15ml)
LVA術後のリンパ浮腫治療症例
Dr.コメント

当院では2013年9月に、第一例目(当院長九野の実母)のリンパ浮腫症例を根治させることに成功した後、過去全例、上肢・下肢・腰腹部および外性器のリンパ浮腫を根治できています。国際的にも、リンパ浮腫の治療法として脂肪吸引が有効であることが学術誌に発表され続けていますが、日本では従来からリンパ浮腫の治療に携わっているのが主に大学病院の形成外科部門でした。しかし大学病院や形成外科領域では、脂肪吸引技術に特化した職人的な修行を経ていない医師が殆どなので、脂肪吸引手術を便宜的に導入しても治療成績には限度がある様です。2020年頃より当院は東京大学形成外科からの患者紹介も受けています。

当院のリンパ浮腫治療 症例ページはこちら
リンパ浮腫症例【大腿・下腿】 | 美容外科Kunoクリニック リンパ浮腫治療
太っている原因は「むくみ(リンパ浮腫)」かもしれません。リンパ浮腫の根治が見込める唯一の手術がリンパ浮腫吸引術です。むくみ治療(リンパ浮腫)や脂肪性浮腫(セルライト)の改善なら東京麻布・大阪梅田の美容外科Kunoクリニック。

症例③
症例情報
51歳 女性
他院手術歴
25歳時:海外で当時普及していた液体シリコンを両乳房内に大量に注入し、次第に多発性の腫瘤を触知するも大学病院を含む様々な医院で摘出を拒まれる。
手術経緯
初診時両胸に高度肥厚性被膜と石灰化著明、多層性の腫瘤を触知し、局所熱感と圧痛が激痛となるため緊急摘出手術となる
施術法
1回目:注入物除去&オープンカプスレクトミー
2回目:再生医療による豊胸術バストフルプレミアム☆フルセット注入
豊胸液体シリコン除去&修正症例
Dr.コメント

この症例は、アナムネ聴取の時点で穿刺でも溶解系特殊治療でも無効であることがすぐに診断されたことに加え、乳房内が無数の針で刺されている様な激痛が日を追うごとに悪化していてご本人様の御希望もあり緊急オープンカプスロトミーと内容物可及的全掻把を行った方です。まるで25年前に留置された時限爆弾であるかの様な劇症発症でしたが、夏ミカンほどの厚みのあるゴワゴワした蜂窩状の被膜に、水飴の様なOil状の液体シリコンが大小至る所で貯留し、それらを丁寧に吸引と拭取りを繰り返しつつ被膜と共に鶏卵の殻を細かく砕いた様な石灰化組織が両乳房内から無数に摘出できたので、やはり臨床症状と一致しておりました。

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