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A-⑪ 過信や思い込みがあった・術前に手術の限界が予想できなかった

1.過信や思込みがあった(全て実際の患者様のコメントです)

「ヒアルロン酸で細く高い鼻や豊満な胸が低費用で保てると信じていた」

「どの銘柄のヒアルロン酸でも中身が同じだと思っていた」

「メスで切除することが最高で永続的な手段だと思っていた」

「フェイスリフト手術を受けると、自分の10歳以上若い頃に戻るか自然な仕上がりになると信じていた」

「全ての再生豊胸術の生着率は同じであると思っていた」

「再生豊胸術後に大胸筋を鍛え豊胸サプリを飲むともっと効果的だと思っていた」

「吸引機械が最先端なら脂肪吸引技術や仕上がりはどこも同じで最高レベルだと思っていた」

「高い費用をかけたのだから、その分より若くより美しくなるのではないかと考えていた」

「テレビやネットで有名な医師だから、名医だと思っていた」

美容医療の広告やカウンセリングでの医師の説明にも責任があることが多く、競争の世界でもある美容医療分野では時として問題のある旧式の術式であっても「最先端」「他の方法よりも優れている」「低料金」などと謳われる傾向があります。これを見抜いて下さい。

見抜くポイント前述のA-①~⑧をもう一度よく読むことです。

例えばヒアルロン酸(Sub-Q)による豊胸術では1㏄=税抜3000円程度と一見安価に思われがちですが、1cup程度大きくするのにも約100㏄×2×3000円=60万円程度の費用が掛かります。

しかも少しずつバストボリュームが減少し、凸凹やしこりが発症することも多く、1 cupを1年間維持するには更に数十万円が数回も必要となり、却って高額になります。

脂肪注入に切り替えようと思っても今度はヒアルロン酸(Sub-Q)が脂肪生着の妨げになります。

フェイスリフトには、顔面神経麻痺、左右差、中顔面のタルミ残存、不自然な表情、目立つ瘢痕、永久的な瘢痕脱毛、耳朶の変形などの不可逆的な合併症(後遺障害)が多く存在します。

しかも個人差がありますが不自然な表情になることもあり、また5年~15年後にタルミが再発してアンチエイジングのカウンセリングに来られる方も少なくありません。

2.術前に手術の限界が予想できなかった(全て実際の患者様のコメントです)

「目頭や目尻は希望通り制限なく大きくできると思っていた」

「シリコンは確実で自在に形成できる手段だと思っていた」

「200㏄/片側のバッグなら確実に2cup upすると思っていた」

「腹部の脂肪吸引をすると内臓脂肪も少なくなると思っていた」

「太腿の脂肪吸引をすると筋肉も細くなると思っていた」

「ウエストの括れが形成されるとスタイルが良くなると思っていた」

美容整形の世界には「絶対」はありません。

例えばシリコンを体内に挿入する手術では、貴方の皮膚の伸展度や挿入層、術後の被膜硬縮等によって鼻やバストが硬く扁平な形状になることもあるのです。

十数年後に穿孔や破損、石灰化等のため抜去を必要とすることもあり、永続的に自然な仕上がりにはなり難いでしょう。

内臓下垂・臍ヘルニア・内臓脂肪過多等は脂肪吸引では治り難く、思ったよりも腹囲が細くならないこともあります。

またウエストだけが細くなったとしても、臀部や背部との境界がなだらかで綺麗な曲線が描かれていなければ美しくありません。

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