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後天性眼瞼下垂の治療「他院で受けた挙筋短縮・前転法後や埋没法術後の医原的眼瞼下垂の治療」編

他院 挙筋短縮・前転法後や埋没法術後の医原的眼瞼下垂の治療

医原的眼瞼下垂の方は、眼瞼下垂で後天性の5大要因の内、裂傷や刺傷・そして眼瞼下垂手術(医源的眼瞼下垂)に分類されます。❶真性のものと❷仮性のものが混在しているため、手術適応を見極めなければなりません。先ず瞬きができているかどうかで判断し、次いで瞬きができていない場合でも挙筋の運動能力が元々あったのか、減退しているのならどの程度減退しているのか、挙筋腱膜が断裂している様な場合には受傷機転がどうだったのかなどを勘案してデザインします。しかしながら多くの場合には先ず切開瘢痕や異常組織が眼前に立ちはだかり、先に当院が開発した特殊施術によって瘢痕を解除するところから始めなければならないケースが多く、大半は根治に至るまで数ヶ月以上通院または追加施術をしなければなりません。それだけ全切開や瞼板法は罪が重い手術なのです。

眼瞼下垂、全切開せずに治したい!

他院術後に発症した眼瞼下垂1
他院術後に発症した眼瞼下垂2
他院術後に発症した眼瞼下垂3
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症例① 39歳 女性

他院術後の後遺症による眼瞼下垂01
他院手術歴
26歳時
1回目 某関西有名医院で上眼瞼切開(非依頼)+脱脂+眼輪筋筋膜切除+目頭切開
2回目(3ヵ月後)全切開による瞼の修正と脂肪移植術+挙筋短縮術

27歳時
3回目(更に1年後)全切開し移植した脂肪と皮膚の一部を除去 全切開し眼輪筋の代替組織として浅側頭筋膜の移植
4回目(更に3ヵ月後)二重ラインより上部に脂肪注入⇒凸凹になった
5回目(更に3ヵ月後)睫毛と二重ライン間の皮下にダーマライブ注入⇒凸凹になった
6回目(更に数ヶ月後)全切開し注入されたダーマライブ除去+移植筋膜も除去された

28歳~33歳時
7回~11回目 計4回 全切開 目頭修正 挙筋短縮 ダーマライブ除去 移植筋膜除去
その後計2回 新たに筋膜移植
希望デザイン
二重ラインがガタガタしていて瞼が重くて開きづらいし瞼が閉じきれない。ドライアイが治らない。
もう何から治していいのか、何をすればいいのかわからない。目頭の二重ライン上部にドッグイヤー(縫合面の余剰皮膚)による膨らみと左右差、両瞼ともまつ毛の形が三角形なのも治したい。
方法
特殊施術計8回(この期間中に他院で余剰皮膚切除1回)
その後 当院オリジナル新挙筋法2針4点固定法(左右で異なる挙筋度)
Dr.コメント
この方は関西ローカルTVのCMでクリニック名を連呼する医院で、当初埋没法を希望したにも拘らず御本人に無断で頼んでもない切開や組織切除をされたと仰っています。もしも本当なら言語道断で医師の風上にもおけません。実際、26歳から43歳の治療終了までの約17年間、自殺もよぎり人生を棒に振ったとも訴えていらっしゃいます。全切開や組織切除手術それ自体が熟練医師の担当だとしても、無断でなくともそれほど罪が重いのです。2019年10月、タレントの和田アキ子さんも眼瞼下垂術後に目の形が三角形になり目つきが変わったとコメントしていました。それを受けて「当院ならそんな目にはなりません」とリプライしている外科医も、術後の瘢痕や線維化を㎜以下単位で予測できません。
尚、本稿で御紹介する症例は、何か月(何年)かかろうとも当院の治療を途中で諦めずに最後まで信じてやり切った方々です

症例② 28歳 女性

他院術後の後遺症による眼瞼下垂02.jpg
他院手術歴
21歳時:両瞼埋没法(2点固定瞼板法)
24歳時:上眼瞼脱脂術&両瞼埋没法(2点固定瞼板法)※その後、右結膜面に粘膜の肥大と腫瘤形成が生じた
希望デザイン
他院で受けた埋没法の二重ラインが消えてしまいもう一度二重にしたい。目の開き具合の左右差と眼球が突出しているように見える目を改善したい。特に右側が瞬きする度にゴロゴロする原因も調べて欲しい。
方法
1回目 両瞼 新挙筋法2針4点固定法 
2回目 右側のみ 新挙筋法1針2点固定法
3回目 右側のみ 新挙筋法2針4点固定法&他院埋没糸抜去     
4回目 右側のみ 新挙筋法1針2点固定法&他院埋没糸抜去
5回目 右側のみ 新挙筋法2針4点固定法     
6回目 右側のみ 新挙筋法1針2点固定法
Dr.コメント
この症例は非常に稀なケースです。前医で受けた埋没法の複数の糸のせいなのか元々の疾患なのか判別がつき難かったのですが、右上眼瞼結膜縁(瞼板上)に複数の肉腫(大小不連続の瘤状の良性粘膜腫瘍)が見受けられた方で、最高固定強度の新挙筋法をもってしてもラインがすぐに取れてしまう方でした。粘膜面の両性腫瘍があると判っていても、切除や焼灼をすれば眼球に接する滑面に必要以上の損傷をきたす恐れがあるため不用意に手は出せず、かと言って新挙筋法を何回まですれば正解なのかが判らない程の難治性眼瞼下垂でした。眼球が突出して見え、睫毛が挙がり切らないのはその腫瘤のせいでもありました。また、軽度のタルミとクボミもあり、腫瘤ごとクボミに収納させることを幾度となく挑戦して、やがて根治に至りました。尚、本稿で御紹介する症例は、何か月(何年)かかろうとも当院の治療を途中で諦めずに最後まで信じてやり切った方々です

症例③  36歳 女性

他院術後の後遺症による眼瞼下垂03
他院手術歴:右瞼 全切開挙筋短縮術
希望デザイン
右側の開眼障害と三角形の目のカタチを治したい。
方法
特殊施術 計24回
1回目 右側のみ 当院オリジナル新挙筋法5針10点固定法
2回目 右側のみ 当院オリジナル新挙筋法2針4点固定法
Dr.コメント
この症例は、当院で上眼瞼脱脂と新挙筋法を行った後に他院で右側のみ全切開挙筋短縮術を受けられた方です。恐らくその医師は挙筋腱膜中央の挙上を図ったと思われますが、目頭側と目尻側の睫毛までは牽引力がすこし及ばなかった様です。瘢痕の線維化でクボミ付近に上瞼が引っかかっている様に見受けられます。当院特殊施術で瘢痕を徐々に解除し、ブジ―シミュレーションにて余剰皮膚をクボミに向かって滑る様に折畳むことができそうな頃合いを見計らって上記1回目の手術を行いましたが、それでもまだ瘢痕の硬さとの兼合いで再手術を要しました。挙筋と挙筋腱膜の機能があったため真性眼瞼下垂ではなく仮性眼瞼下垂としての適応で手術したことが奏功した1例です。
眼瞼下垂治療のリスク・問題点・合併症とその対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
  • レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
  • 感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。万一、埋没糸が露出した場合には
  • 速やかにご来院下さい。抜去や再手術(無料)となることがあります。
  • 平均的なダウンタイムは数週間ですが、数日で平癒することもあります。治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
  • 術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
  • 術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後数週間 結膜炎(またはアレルギー)用の点眼薬の点眼と目力アップ(意識した開眼の)トレーニング
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と瞼の安静
  • 脱脂や目頭切開を行った方は、術後7日目前後の診察と抜糸
  • 術後1~2ヶ月の期間に診察(特に再手術やアフターケアが必要な場合はその時に行います)
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