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後天性眼瞼下垂の治療「皮膚の厚みとタルミ、クボミや眼窩脂肪の厚みと加齢要素が加わった眼瞼下垂の治療」編

皮膚の厚みとタルミ、クボミや眼窩脂肪の厚みと加齢要素が加わった眼瞼下垂の治療

上記眼瞼下垂の方は、❷仮性眼瞼下垂で後天性の5大要因である挙筋腱膜の弛緩、上眼瞼陥凹症、上眼瞼や前額のタルミ、皮膚の肥厚化、蒙古ヒダの牽引(ツッパリ)、裂傷や刺傷・そして眼瞼下垂手術(医源的眼瞼下垂)など幾つかの要因の内、一つが突出しているか複数要因が同時に(しかも中等度以上に)認められるケースがあります。術前シミュレーションを施すと、挙筋度によってはクボミと皮膚の厚みの兼合いが複雑で、一見陥凹症に見られる方でも余剰皮膚が収まりきらなければ脱脂を併用した方が望ましいこともございます。また、このカテゴリーに入る方の多くは左右差があり、右側と左側で異なるデザインを施して仕上がりの各要因の左右差を最小限にする特別な技術を要することが多いです。

眼瞼下垂、全切開せずに治したい!

眼窩脂肪が分厚い眼瞼下垂1
眼窩脂肪が分厚い眼瞼下垂2
眼窩脂肪が分厚い眼瞼下垂3
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症例① 51歳 女性

眼窩脂肪が分厚い眼瞼下垂01
他院手術歴:なし
希望デザイン
加齢による目の周りのタルミとクボミや縮緬ジワを改善し、眼が大きく開けるようにしたい。脱脂した脂肪を涙袋とゴルゴラインに注入して欲しい。
方法
1回目:両側 上眼瞼マイクロ切開脱脂術&新挙筋法2針4点固定法&完全オーダーメイドZ形成目頭切開&経結膜下眼瞼脱脂術&脱脂した脂肪を涙袋・インディアンラインに注入
2回目:VASER脂肪吸引 通常モード(頬~下顎)&顔面無制限脂肪注入
Dr.コメント
この症例は、上眼瞼のクボミとタルミと皮膚の厚み、眉・目の間の距離にそれぞれ左右差があり、しかも一見すると上眼瞼陥凹症に見られながらも術前シミュレーションにて余剰皮膚が収まらなかった方です。タルミ収納スペース確保のために上眼瞼脱脂を併用しましたが、挙筋法がなければ決して到達し得ない(従来法=他院でしたら、余計に陥凹症が悪化すると見られるでしょう)発想です。更に、蒙古ヒダのツッパリも開眼の妨げになっていて、結果的に御本人様の御希望レベルとのギャップを埋めるべく上記複合手術で最大限の開眼が得られました。加えて、脱脂した脂肪を涙袋とインディアンラインに注入することで目元の一層の若返り効果を引き出しています。

症例② 48歳 女性

眼窩脂肪が分厚い眼瞼下垂02
他院手術歴:なし
希望デザイン
上瞼のタルミを改善させて、メイクしやすいように睫毛の生え際を出すラインにしたい。
方法
両側 上眼瞼マイクロ切開脱脂術&新挙筋法2針4点固定法(左右で異なる挙筋度)
Dr.コメント
この方の上眼瞼の術前所見では左右でタルミ度、陥凹度、下垂度が少しずつ異なり、尚且つ目の位置も左右差が認められます。この様な症例こそ、当院でしかできない複合技術の本領です。脱脂量は左右それぞれのタルミ収納スペース確保のための必要量としながら、開眼度を揃えるためと、眼の位置も水平にするために(皮膚切除をせず、骨格も変えずに眼の位置を変えることが可能です)、新挙筋法で折畳む瞼の位置と角度と深さを、左右で敢えて異なるDegreeに設定してその通りに仕上げています。二重ラインの幅と形、眉と目の距離、睫毛挙上度、陥凹とタルミ等、一つの要因だけしか考慮せずに合わせてしまうと「こちらを立てればあちらが立たず」の如く別の要因の左右差が増大することがあるため、全ての要因と条件を満たす完全オーダーメイドという概念およびそれを実現できる技術が必要なのです。

症例③ 41歳 男性 生来の眼瞼下垂

眼窩脂肪が分厚い眼瞼下垂03
他院手術歴:なし
希望デザイン
瞼が以前よりあまり上手く開かないが、少しずつ進行してきたためそろそろ治したい。但し瞼の皮膚を切除せずに治して欲しい。
方法
1回目:両側 上眼瞼マイクロ切開脱脂術&新挙筋法2針4点固定法
2回目:右側のみ 新挙筋法2針4点固定法
Dr.コメント
この方の眼瞼下垂の進行度は意外と高度で、瞬きの際に瞼の上下運動幅が少なく挙筋力が(或いは挙筋腱膜のタイトさが)低下していることが術前から伺えました。加えて、上眼瞼の皮膚が比較的厚い方で術中所見では、上眼瞼眼窩脂肪量が非常に少なく治療に難渋しました。一般論ですがゴーグルやコンタクトレンズ、アイプチやアトピー性皮膚炎等による上眼瞼の慢性的な擦過や牽引でも皮膚の肥厚化が進んで眼瞼下垂の経年悪化が見られることがしばしばあり、脱脂量が少ないか脱脂後のタルミ収納スペース以上の肥厚化した皮膚がある場合に、挙筋法の限界が見えてくることもございます。従いまして、同じ手術を受けるなら(若年性から継続している眼瞼下垂の方は特に)せめて皮膚の肥厚化が進行しない早期の内にこの手術を受けられる方が望ましい結果につながり易いでしょう。
眼瞼下垂治療のリスク・問題点・合併症とその対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
  • レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
  • 感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。万一、埋没糸が露出した場合には
  • 速やかにご来院下さい。抜去や再手術(無料)となることがあります。
  • 平均的なダウンタイムは数週間ですが、数日で平癒することもあります。治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
  • 術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
  • 術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後数週間 結膜炎(またはアレルギー)用の点眼薬の点眼と目力アップ(意識した開眼の)トレーニング
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と瞼の安静
  • 脱脂や目頭切開を行った方は、術後7日目前後の診察と抜糸
  • 術後1~2ヶ月の期間に診察(特に再手術やアフターケアが必要な場合はその時に行います)
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