【無料カウンセリング予約】 TEL:0120-454-902(受付時間 9:00-21:00)

脂肪吸引「臀部・大腿後面 セルライト撲滅」編

セルライトとは元来医学用語ではなく、或る状態を表す俗語です

セルライトとは一般的に脂肪過多等の原因によって体表面が凸凹しダイエットしても脂肪が落ちにくく、血流が相対的に悪化して体表の冷感を伴う状態を表しています。

成人後に急激に体重の増減があった方や元々下半身に脂肪がつきやすい方に多く見られる状態で、医学的見解では「セルライト」という組織または物質が皮下に存在しているのではなく、相対的に発達・進行した線維化構造が硬く分厚く変化して、その間隙にある脂肪組織がその構造内の容量を超えて過飽和状態になると、更に凸凹になり血液還流が悪化する状態に陥ります。

メカニズムとしての仮説から考察すると、「線維性索状物」=「蜂の巣」に、「構造内間隙を充填する脂肪組織」=「蜂蜜」にそれぞれ喩える場合、ダイエット等で脂肪組織が縮小(=蜂蜜が減量)したとしてその減量した間隙を埋めるかの様に代償性に線維性索状物が増えたとしたら、つまり、「蜂の巣」を構成する一つ一つのコンパートメントの壁が分厚くまたは硬くなったとしたら、(元の組織量と同じかそれ以上に脂肪組織が)リバウンドした場合には、(ボンレスハムが結紮紐で喰い込んでいる様な)ボコボコした状態になってしまいます。

循環が悪いと代謝も悪くなり、セルライト状の皮下組織は太れば太るほどに、文字通り(ダイエットしても)痩せにくい悪循環になってしまいがちなのです。

症例① 26歳 女性 63.1kg 体脂肪率30.5%

脂肪吸引 セルライト改善症例01
他院手術歴
21歳時:鼻 ダーマライブ注入
23歳時:鼻 エンドプロテーゼ注入
希望デザイン
エステでも効果がなく、確実に細くなりたい。ジャガイモ状に見えるヒップのセルライトも改善させたい。
方法
1回目:VASER Vent-X通常モード脂肪吸引(大腿全周)&バストフルプレミアム☆フルセット注入
2回目:VASER Vent-X超音波モード根こそぎ吸引(臀部)&通常モード脂肪吸引(腰部+ふくらはぎ~足首+下腿前面+大腿内側+膝上)&バスト脂肪注入
吸引量
1回目:大腿表(右:830ml 左:900ml)大腿後面(右:930ml 左:930ml)計3590ml
2回目:大腿後面上部(右:190ml  左:190ml)腰部(右:550ml 左:550ml) 臀部(超音波)(右:600ml 左:600ml)下腿(右:450ml 左:460ml)計3590ml
Dr.コメント
2011年4月当院にてVent-X(旧型VASER)通常モードを用いて、1回目に痩身目的と豊胸目的で大腿全周の脂肪吸引手術を行い、その約3ヶ月後に痩身と豊胸目的で2回目の手術(超音波モードで臀部全体を根こそぎ吸引&通常モードで腰部+ふくらはぎ~足首+下腿前面+大腿内側+膝上)を行った方です。デザインは2回目のものです。元々の体型は下半身の脂肪過多タイプでしたが、臀部から大腿後面にかけてセルライトが多発しておりヒップラインも定まっておりませんでした。特にセルライトが目立つ臀部全体をVASER超音波モードを用いて皮下浅層を剥離して均しました。ヒップラインも形成できて、御希望により腰部および下肢全体の脂肪吸引と相まって御本人様が満足されるメリハリが効いた肢体になりました。

セルライトを撲滅するには脂肪除去だけでなく蜂窩状線維をミルフィーユ(層構造)状に変換するか血液還流を改善させなければなりません

皮下脂肪層は大別して浅層・中間層・深層の三層から成り、従来の脂肪吸引の仕組みでは浅層を陰圧のみで吸引すれば却って凸凹になってしまうため、中間層以上に深い層しか原則吸引できませんでした。しかしセルライトの模様は浅層にまで及んでいます。

VASER超音波モードを浅層に適応させて適切かつムラなく(鶏肉の皮を剝ぐかの様に裏面がツルツルするまで均一な)剥離をすれば、ミクロレベルで脂肪のみ乳化・流出して一見凸凹が消えた様になります(他のVASERライセンス認定医が「湯葉方式」と称していたのも浅層に偏った超音波のかけ方で、Dr.Alfredo Hoyosがそれを窘めていました)。

しかしそれだけでは術後の線維化(線維索状物が増殖)が生じた後に中間層以下の蜂窩状線維層の模様が癒着や引き攣れによって再発してきます。逆に中間層以下のみにVASER超音波モードを適応させたとしてもやはり再発します。

従ってセルライトを撲滅させるためには皮下脂肪三層全てを同時かつ均一に剥離して悉く蜂窩状線維をミルフィーユ(層構造)状に潰しつつ平たく癒着をさせなければなりません(理想的に言えば脂肪幹細胞の増殖余地を無くしてしまうのです)。

と、ここまでが建前上「セルライトを永久的に撲滅できる」理屈です。一番の問題は、その理論の具体的実践法です。実は皮下脂肪の三層といっても内部で明確な境界があるわけでなく個体差があり、同一人物でも部位によって、或いは同一部位でも(例えば下臀部中央側と外側)局所によって皮下脂肪層の厚みと組織組成比率(線維が多いか脂肪が多いか等)や密度等が異なります。

他院吸引後の修正なら更に難易度が上がります。VASERの性能を知り尽くした上で、私なら何千何万通りもある組合せ(超音波プローブ3通り×Vモード(出力10~100% &照射時間)×Cモード(出力10~100 % &照射時間) ×吸引管3通り×吸引圧(15~25mmHg))から個別の異なる各要素に適合させながら選択しています。実は大抵のVASERライセンス認定医は、「個別の異なる部位別・局所別各要素」を瞬時瞬時に正確に把握できていないことと、できていても適切な出力と照射時間、吸引圧等の選択ができておりません。

他のVASERライセンス認定医の術後失敗が後を断たないのもそれが理由です。一方で、症例の中には大腿のみの超音波モード吸引をしただけで吸引していない臀部のセルライトも改善した例がありましたが、これは恐らく大腿の血液還流が改善したことにより間接的に代謝が促進されたのではないかと考えられます。

症例② 21歳 女性 63.5kg 体脂肪率29.9%

脂肪吸引 セルライト改善症例02
他院手術歴:なし
希望デザイン
太ももの太さが嫌で、エステや無理な食事制限をせずに半永久的に細くしたい。セルライトを改善したい。
方法
1回目:VASER Vent-X通常モード脂肪吸引(大腿表)&超音波モード根こそぎ吸引(大腿裏)
2回目:VASER Vent-X通常モード脂肪吸引(腰部)&超音波モード根こそぎ吸引(全腹部+肋骨上部)
吸引量
1回目:大腿表(右:850ml 左:860ml) 大腿裏(超音波)(右:1040ml 左:1050ml)
2回目:腰部(右:800ml 左:800ml) 全腹部+肋骨上部(超音波)(右:900ml 左:900ml)
Dr.コメント
この症例も2011年4月当院にて痩身目的でVent-X(旧型VASER)通常モードで大腿表面と、超音波根こそぎ吸引モードで大腿後面の吸引を行った方です。大腿全周のみの脂肪吸引をしただけで吸引していない臀部のセルライトも改善していますが、これは恐らく大腿の血液還流が大幅に改善したことにより間接的に代謝が促進されたためなのではないかと考えられます。モニター契約をして2回目の手術の際にポイントも使用されているのですが、契約通りの撮影期間(初回手術3ヶ月後)に御来院されなかったため術後2ヶ月目が最終確認となっています。まだまだ線維化が残っている時期であるにも拘らず、それでもこれ程きれいに仕上がっているので、予後はもっと美しくなっていると推して知るべしでしょう。

臀部脂肪吸引修正or注入でのNG手術とは?
※ページ最下段 美容整形Dr.選びのNG例とは?に加えて

  1. 診察時に臀部陥凹部の触診 or 皮膚の伸展度をシミュレーションしない
  2. 吸引部の陥凹の原因が、癒着なのか取りすぎなのか判断を間違う
  3. 各人の大腿の動きや大殿筋量を計算に入れたデザインをしない
  4. 吸引された同じ層に大量のヒアルロン酸や脂肪の注入を勧められる
  5. 臀部用シリコン(感染や痛みのリスク高)を挿入することを勧められる

等、上記どれか一つでも当てはまれば申し込まずに思い留まって下さい!

臀部の脂肪吸引で失敗されるとこうなります!

当院で臀部の他院脂肪吸引後の修正をした方の中には、左右差が(元よりも)悪化するに留まらず凸凹やタルミ、シワが増えて一気に下垂した方や、水着が着れなくなった方、坐骨神経痛になって治らなかった方、ダブルヒップラインや臀部外側が男性の臀部の様に陥凹が見られた方等がいらっしゃいました。どんなに有名なクリニックでも慎重にDr.を選んで下さい。臀部や大腿の脂肪吸引は、デザイン時からAIの様な正確な予測と4D(3D+動態)で吸引や注入が、完全にオーダーメイドで正確にできなければうまくゆきません。

症例③ 35歳 女性 67.5kg 体脂肪率35.6%

脂肪吸引 セルライト改善症例03

他院手術歴
33歳時:上腕脂肪吸引&豊胸術(脂肪注入)
希望デザイン
元々下半身に脂肪がつきやすくバストにつきにくいが、ストレスで余計に下半身に脂肪がついてきたので豊胸目的にスッキリ大量に脂肪を吸引してもらいたい。
方法
VASER Vent-X 通常モード脂肪吸引(大腿表+膝周囲)&超音波モード根こそぎ吸引(大腿裏)
吸引量:大腿表(右:1200ml 左:1200ml) 大腿裏(超音波)(右:1200ml 左:1200ml)
Dr.コメント
この方も2011年5月当院にて豊胸と痩身目的でVent-X通常モードで大腿表面と、超音波根こそぎ吸引モードで大腿後面の吸引を行った方です。症例②と同様に大腿全周のみの脂肪吸引をしただけで、吸引していない臀部のセルライトもやや改善しています。但し臀部の脂肪も吸引しておけばもっと軽く小さくできるのですが、当院はオーダーメイド主義で御本人様の御希望と優先順位で部位と術式を決定致しますので、ヒップラインは形成できたもののヒップシェイプの形成には至っていません。臀部の横幅よりも大腿の横幅が明らかに細くなり、同時に施術した豊胸術ではこの部位から潤沢な脂肪が採取できましたので、バストTOPサイズ:95.3cm(術前)→102㎝(5ヶ月後)に至り、バストアップも充分にできています。
臀部脂肪吸引のリスク・問題点・合併症とそれらの対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各吸引部位に1~2箇所ずつ直径5~15mm程度の傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月~1年程で目立たなくなります。目立たなくさせるために、7日後の抜糸時より、テーピング約1ヶ月間を施します。
  • ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。
  • レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
  • 血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
  • 数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:飲酒をしないで下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
  • 術後3日~7日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔やクレンジング時の擦過(シャワーは翌日から可能です)。
  • 術後2~3週間:吸引部のマッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後4日間 24時間はテーピング固定必須期間があります。
  • 術後7日間 24時間はストッキングやウエストニッパーなどの装着必須期間があります。
  • その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
  • 通常、7日後の吸引部位の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
タイトルとURLをコピーしました