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【上腕~肩周囲】体重40㎏台の方への脂肪吸引 VASER通常モード【二の腕を細く】

症例① 22歳 女性(144㎝ 40.1㎏)

上腕脂肪吸引 症例1
他院手術歴
21歳時:脂肪吸引(大腿全周)
希望デザイン
脂肪が掴めるほどあったのと腕がパンパンだったのが嫌だった。太ももの脂肪吸引をした美容整形クリニックではあまり吸引してくれなくて手術後にも凸凹になったので、もっと上手に吸引してくれるところを探していた。
方法
VASER Vent-X 通常モード脂肪吸引(上腕~肩周囲)
吸引量:上腕~肩周囲(右:240ml 左:240ml)
Dr.コメント
2011年1月、当院にてVASER Vent-X通常モードを用いて、上腕~肩周囲の脂肪吸引を行った(当時大学生の)方です。体重が約40㎏ですが、身長が144㎝なので四肢に脂肪がつきやすいという方でした。
従って吸引脂肪の量こそ、標準量を下回っていますが、このケースでの問題は、(学生さんで費用節約とご希望されましたので)超音波モードを用いずに三角筋の稜線をうっすらと出しつつもガッツポーズをした際に下方にたわむ所謂「振袖脂肪」を如何に美しく仕上げるかという点です。

症例② 22歳 女性(146㎝ 42.0㎏)

上腕脂肪吸引-症例2
他院手術歴
20歳時:大腿後面のみ 脂肪吸引 & 二の腕に3回、ふくらはぎに5回 それぞれ脂肪溶解注射
希望デザイン
脂肪溶解注射してもあまり効果が無く少したるんできたので確実に細くなる脂肪吸引をしたいと思った。太ももの脂肪吸引をした美容整形医院では、左右差が残り不自然な仕上がりになったので、最新式のVASERに期待したいと考えた。
方法
VASER Vent-X 通常モード脂肪吸引(上腕~肩周囲&頬~下顎&下腿~足首)
吸引量:上腕~肩周囲(右:250ml 左:250ml)
Dr.コメント
2009年10月、当院にてVASER Vent-X通常モードを用いて、上腕~肩周囲の脂肪吸引を行った方です。この方も体重が42㎏・身長が146㎝と小柄な方ですが、だからこそ手足を長く見せたいという思いがあるようです。術前の肩峰周囲サイズが右30.0㎝、左29.5㎝ありましたが、3ヶ月後にはそれぞれ右27.7㎝、左26.8㎝となっていました。つまり、腋窩近傍である肩峰周囲の周径が細くなれば成る程、上腕が美しく長く見える効果を引き出すことができます。しかも、上肢の挙上し易くなったとのコメントもあり、同時に行った顔面や下肢の脂肪吸引も全て順調な経過でした。

症例③ 27歳 女性(158㎝ 48.9㎏)

上腕脂肪吸引-症例3
他院手術歴
17歳時:埋没法
希望デザイン
気になっている二の腕の脂肪吸引をしてもらいたい。
特に右側が太くて短く見え、左右差があるのを左側に合わせたい。
方法
VASER2.0 通常モード脂肪吸引(上腕~肩周囲)
吸引量:上腕~肩周囲(右:335ml 左:335ml)
Dr.コメント
2014年3月、当院にて新型VASER 通常モードを用いて、上腕~肩周囲の脂肪吸引を行った方です。結果的に左右の脂肪吸引量は同じ335mlですが、左右で僅かに異なる形状を考慮した吸引を行っております。利き腕である右側は左側と比較して筋肉のボリュームも多少ついているので、完全な左右対称な形状とまではいきませんが、無意識にガッツポーズをした際に術前と比べて術後の方が水平位で挙上できるようになっています。尚、腋窩近傍の等高線部位は、他院ではよく取り残されがちな部位で、気御付け姿勢になって横から見た時に後方または外側に張り出すところです。
脂肪吸引のリスク・問題点・合併症とそれらの対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 術後2~3日以内は打撲痛程度、その後数週間は筋肉痛程度の軽度の痛みが続きますが、通常全て軽快・自然治癒します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各吸引部位に1~2箇所ずつ直径5~15mm程度の傷がつきます。この傷は残りますが数ヶ月~1年程で目立たなくなります。
  • 目立たなくさせるために、7日後の抜糸時より、テーピング約1ヶ月間を施します。
  • ごく稀に傷が開いたり、かさぶたを剥がしたりすると肥厚性瘢痕になることもあります。
  • レーザーや日焼けで色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 血腫、感染(化膿)、排液貯留、凹凸、タルミなどに対しては適切な圧迫固定と服薬等の注意事項遵守で予防します。
  • 血腫や排液貯留、感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。
  • 数週間~数ヶ月続く神経鈍麻が生じた場合、治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:飲酒をしないで下さい
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいて下さい。
  • 術後7日間:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動・手術部位の擦過など(シャワーは翌日から可能です)
  • 術後2~3週間:吸引部のマッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後7日間 24時間はストッキングやウエストニッパー、専用のサポーターなどの装着必須期間があります。
  • その後数週間は更に起きている間(12時間以上)圧迫を続行する方が更に浮腫みが引締ります。
  • 通常、7日後の吸引部位の抜糸が終われば傷にテーピングを施します。約1ヶ月間続けて下さい。
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と安静
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