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先天性眼瞼下垂の治療「中等度未満の腫れぼったい若年性眼瞼下垂の治療 脱脂&新挙筋法」編

中等度未満の腫れぼったい若年性眼瞼下垂の治療

腫れぼったいタイプの若年性眼瞼下垂の方は、❷仮性眼瞼下垂で先天性(若年性)の4大要因の内、主に上眼瞼眼窩脂肪過多の要因が該当します。上眼瞼にあまりクボミが無いか、術前シミュレーションを施すと僅かなクボミを埋める以上の膨らみがあれば、皮膚切除せずに上眼瞼マイクロ切開脱脂を併用すると大抵治ります。シミュレーションや御本人様の御希望により脱脂の適応があれば、予定二重ラインの3等分点外側に3-4mmの横切開(最小限)を施し、上眼瞼眼窩脂肪を摘出します。医院によっては10mm前後の部分切開か全切開でなければ脱脂ができないところもあり、目立つ瘢痕になりがちです。また新挙筋法の技術がなければ「取り過ぎると窪むから」との理由で必要分を摘出しない医院もありますが、眼瞼下垂が充分に改善されません。取り残しの再摘出は難易度も費用も更にUPしてしまいます。

眼瞼下垂、全切開せずに治したい!

瞼が腫れぼったい眼瞼下垂1
瞼が腫れぼったい眼瞼下垂2
瞼が腫れぼったい眼瞼下垂3
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症例① 22歳 女性

腫れぼったい瞼の眼瞼下垂01
他院手術歴:なし(アイプチ歴:約7年)
希望デザイン
一重瞼が嫌で7年以上アイプチをしてきた。目頭切開まではしたくないので蒙古ヒダに逆らわず、自然な平行・末広中間型の二重にして、可愛く優しい目の形をにしたい。
方法
両側 新挙筋法2針4点固定法(挙筋度:半挙筋)
Dr.コメント
術前シミュレーションで二重のライン幅を広く採った場合に余剰皮膚の膨らみがあったため本来は脱脂を併用する適応になりましたが、ご本人様の御希望でライン幅を狭くして挙筋度も比較的浅い目にすれば、不自然な膨らみを回避できる提案をすると、それで充分だとのご返答でしたので新挙筋法のみでデザインを施しました。眼瞼下垂の程度も軽度であったため、中等度未満の腫れぼったい若年性眼瞼下垂のカテゴリーに分類しましたが、もしも脱脂をしていた場合には二重ラインも幅広く設定ができたと思われます。ただ、蒙古ヒダもツッパリが多少あるので、平行型のラインまで可能かと言えば確かにZ形成目頭切開の適応にもなり兼ねなかったケースです。

症例② 27歳 女性

腫れぼったい瞼の眼瞼下垂02.jpg
他院手術歴:なし
希望デザイン
腫れぼったい瞼をすっきりさせ、二重ラインは平行型と末広型混合タイプの丸みのあるラインにしたい。開眼度をできるだけUPさせたい。
方法
両側 上眼瞼マイクロ切開脱脂術&新挙筋法2針4点固定法(左右で異なる挙筋度)
Dr.コメント
この症例は腫れぼったいことに加えて、症例①と比較してもやはり眼瞼下垂の程度が上回っておりましたので、術前シミュレーションで最大限の開眼度を得るには、余剰皮膚を上眼瞼眼窩脂肪摘出後のスペースに折畳む必要がありました。従って上記手術の適応となり、ご本人様も御同意されたので良好な結果を得られました。ついでに目の位置の左右差も補正しておきました。新挙筋法の本領が発揮されると、目頭から目尻まで睫毛が根元から揃ってキレイに挙上できるので、エクステも(強力なグルが不要なため)自毛睫毛も長持ちするとのコメントを戴きました。脱脂ボリュームと余剰皮膚との兼合いで膨らみが残るかどうかを見極め、常に術中も個別に計算しながら手術に臨んでいます。

症例③ 26歳 女性

腫れぼったい瞼の眼瞼下垂03
他院手術歴
22歳時:両側 上眼瞼部分切開(半切開法と言われたが脱脂はしていない)
希望デザイン
目と目の間の距離を縮めたい。眠そうに見える目を大きく開くようにしたい。
方法
1回目:両瞼 瘢痕治療特殊施術+上眼瞼マイクロ切開脱脂術
2回目:両瞼 完全オーダーメイドZ形成目頭切開+新挙筋法2針4点固定法
Dr.コメント
前医で半切開されたとは言え、ほぼ全切開をされていた症例です切開されていたが故に、却って開閉眼障害が進行しておりました。更に、腫れぼったいことに加えて蒙古ヒダのツッパリタイプでもあったため、ご本人様と充分に相談して複合手術を予定しました。先ず、瘢痕解除をした上で先にマイクロ切開脱脂術を施行し、次いである程度瘢痕の硬さが軽減してから2回に分けてZ形成目頭切開新挙筋法を施しました。術後にも何度か簡単な瘢痕解除をして漸く彼女にとっての最大限の開眼度が得られるようになってきました。尚、蒙古ヒダに対しては表面に傷跡が見えない位置で、縫合時には瘢痕の余計な牽引力がかからない様に特殊なデザインと縫合で対処しています。
眼瞼下垂治療のリスク・問題点・合併症とその対策
1.合併症や副作用と軽減または予防法
  • 局所麻酔の副作用は、アレルギーと麻酔中毒(頭痛・嘔気・眩暈・呼吸抑制・意識混濁などの中枢神経症状)が殆どで、アレルギーは問診や皮内反応で対応でき、中毒は手術を中断した上で点滴治療をすれば通常回復します。
  • 麻酔による腫れがひくのに通常は数日間、炎症による腫れや内出血のダウンタイム(治癒期間) は平均2~3週間程度です。
  • 線維化による癒着、凸凹、シコリ、ツッパリ感などは、術後数ヶ月の内に自然軽快しますが遅延の場合には溶解注射で治します。
  • 傷跡は各部位に1~2箇所ずつ直径1~2mm程度の針孔がつきます。この孔は暫く残りますが数日月~数週間程で目立たなくなります。
  • レーザーや日焼け・化粧の迷入等で色素沈着(シミ)が起こることもありますがこれも稀です。
2.ごく稀な合併症
  • 内出血、感染(化膿)、などに対しては適切な注意事項と服薬等の遵守で予防します。
  • 感染が生じた場合(ごく稀)のダウンタイム(治癒期間)は更に数週間かかることがあります。万一、埋没糸が露出した場合には
  • 速やかにご来院下さい。抜去や再手術(無料)となることがあります。
  • 平均的なダウンタイムは数週間ですが、数日で平癒することもあります。治癒遅延が生じた方でも数ヶ月以内に自然軽快してきます。
3.禁止事項
  • 術前夜:結膜の充血が生じることをしないで下さい。
  • 術日朝:静脈麻酔を御希望の方は食事を控えて下さい。常用薬はカウンセリング時に服用是非をご確認しておいてください。
  • 術後2日~3日:入浴・飲酒・刺激物摂取・運動 ・洗顔や化粧(シャワーは翌日から可能です)
  • 術後2~3週間:クレンジング時の擦過、マッサージや殴打等
4.術後の必須事項とした方がいいこと
  • 術後数週間 結膜炎(またはアレルギー)用の点眼薬の点眼と目力アップ(意識した開眼の)トレーニング
  • 手術後当日のみ  15分毎にクーリング(冷却) 15分毎と瞼の安静
  • 脱脂や目頭切開を行った方は、術後7日目前後の診察と抜糸
  • 術後1~2ヶ月の期間に診察(特に再手術やアフターケアが必要な場合はその時に行います)
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